「59歳。友だちがいません。夫が先に亡くなった場合に備えて、友だちを作ったほうがいいですか?」/人間関係、仕事、セックス…アラフィフの”モヤモヤ”を一刀両断! 藤森かよこの「読むワクチン」
夫という話し相手がいれば十分で、これまで友だちがいなくても寂しいとは思わなかった。でも最近、もし夫が先に亡くなったらどうしよう!と不安に思うことがある。わずらわしい人間関係は嫌だけど、これから友だちを作ったほうがいいのだろうか。 そんな今回のモヤモヤに、困難な時代を生きるつらいあなたの応援団、藤森かよこ先生の答えはいかに?
<59歳専業主婦のモヤモヤ>
「友だちがいません。 たまに一人で出かけたりしますが、それなりに楽しめるし、家には夫という話し相手がいるので、今のところ寂しさは感じません。 でも最近『もし夫が先に死んだら私は一人になる。友人はいたほうがいいのかな?』と考えるようになりました。 大人になってからでも『友だち』って作れるのでしょうか。以前パートで働いていたときの同僚や、ママ友とのつき合いで経験した人間関係のわずらわしさを思うと…どうしたらいいのか、わかりません」
<藤森かよこ先生があなたに打つ「本日の言葉のワクチン」>
あなたはきっと、友だちがいらない人なんですよ。 友だちがいなくても、これまでも今のところも寂しくないのでしょう? 59歳までそうして生きてこられたなんて、とても幸せな方ではないでしょうか。 まーったく問題ないと思います。 仮に夫が先に亡くなり、一人になったとしても、これまで友だちがいなくても寂しくなかったあなたですから大丈夫。 それに友だちは夫の代わりにはなり得ません。 どうしても一人でいられない人は、どんなに不快な思いをさせられても内心憎み合っていても、その相手との関係をだらだらとキープしているものです。だけど、あなたはそうじゃない。 当時は必要があってやむを得ずつき合っていた同僚やママ友とのわずらわしさから解放されて以来、一人でお出かけして、それなりに楽しんでいるんですから、これからも楽しめるでしょう。 「一年生になったら」という歌がありますね。友だちが100人できるかなとか、みんなで富士山の上でおにぎりを食べたいなといった歌詞です。 私だったら100人全員の名前を覚えられません。いらないですよ、100人もの友だちなんて。 友だちは多いほうがいい。友だちがいないのはおかしい。本当にそうでしょうか? そんな風潮があるとすれば、それって同調圧力のようなものです。 友だちがいようがいまいが、どちらでもいい。友だちがいなくても寂しい気持ちにならずに楽しめるなら、本当にすばらしいと思います。
【関連記事】
- 「57歳。頑張って働いてきたけれど、最近なんだか虚しい。私のこれまでの人生、何も成していないかも?」/人間関係、仕事、セックス…アラフィフの”モヤモヤ”を一刀両断! 藤森かよこの「読むワクチン」
- 「40代独身です。未来が不安で仕方がありません」/人間関係、仕事、セックス…アラフィフの”モヤモヤ”を一刀両断! 藤森かよこの「読むワクチン」
- 「人生100年時代とかいわれていますが、人生がまだ半分も残っていることにげんなりします」/人間関係、仕事、セックス…アラフィフの”モヤモヤ”を一刀両断!藤森かよこの「読むワクチン」
- 【40代、50代の気持ちがラクになる「幸福学」講座】人生後半、もう新しい友だちはつくれないの?
- 友だちがいない50代。この歳から作れますか?/地曳いく子のババア上等!悩み相談