「59歳。友だちがいません。夫が先に亡くなった場合に備えて、友だちを作ったほうがいいですか?」/人間関係、仕事、セックス…アラフィフの”モヤモヤ”を一刀両断! 藤森かよこの「読むワクチン」
それにしても結婚って、気が置けない友だちのような相手とするのが、いちばんよいのかもしれませんね。夫という話し相手がいれば十分だったあなたは幸せだし、結婚に成功したんだな、と私は思います。 先に亡くなるのが夫かあなたか、それはわからない。 無理して友だちを作っても、夫がいないという空洞を埋められるとは思えません。 自然に気心の知れる友だちができる機会があったら、友だちになればいいですが、あなたの今持っている幸せを大切になさっていただきたいと思います。
【言葉のワクチンを打ってくださった方(回答者)】
藤森かよこさん 福山市立大学名誉教授、文筆家。1953年愛知県名古屋市生まれ。南山大学大学院文学研究科英米文学専攻博士課程満期退学。岐阜市立女子短大、金城学院大学短大部、桃山学院大学、福山市立大学を経て、福山市立大学名誉教授。アメリカの国民的作家であり思想家のアイン・ランド研究の第一人者で、アイン・ランドの大ベストセラー『水源』『利己主義という気概』(ともにビジネス社)を翻訳。著書に『馬鹿ブス貧乏で生きるしかないあなたに愛をこめて書いたので読んでください。』『馬鹿ブス貧乏な私たちを待つろくでもない近未来を迎え撃つために書いたので読んでください。』『馬鹿ブス貧乏な私たちが生きる新世界無秩序の愛と性』(すべてKKベストセラーズ)、『優しいあなたが不幸になりやすいのは世界が悪いのではなく自業自得なのだよ』(大和出版)、『ニーチェのふんどし』(秀和システム)などがある。
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