「北朝鮮がロシア派兵」その情報に現実味はあるか、兵士1万2000人、砲弾800万発の支援は可能か
10月25日には、北朝鮮外務省ロシア担当副相のキム・ジュンギュ氏が「もし、今、国際報道界が騒ぎ立てているそのようなことがあるなら、それは国際法的規範に合致する行動であろうと思う」との立場を発表している。 ロシアと北朝鮮がウクライナ戦争への参戦を仮に認めることになれば(おそらく最後まで認めないだろうが)、これはすぐさま東アジアの安全保障環境に影響を与える。韓国も今後、北朝鮮に対してさらなる強硬姿勢を示すことになりかねない。
日本は同盟国側の情報をそのまま鵜呑みにすることなく、正確な情報収集・分析に努めてほしいと願うばかりだ。
福田 恵介 :東洋経済 解説部コラムニスト