2024年のファッション界を総括! 2024年に最も記憶に残ったファッションモーメント【2024後半編】
2024年10月:「ヴィクトリアズ・シークレット」のファッションショー復活
6年もの休止期間を経て、「ヴィクトリアズ・シークレット」が待望のファッションショーを復活させた。元ヴィクシー・エンジェルのタイラ・バンクスを筆頭に、ランウェイにはケイト・モスやカーラ・ブルーニ、イリーナ・シェイクなど、伝説的な人気スーパーモデルらが総出演。さらに、アレックス・コンサーニやデヴィン・ガルシアといった新進気鋭のモデルも多数登場し、大成功に終わった。 写真はランウェイで同ブランドのアイコニックな羽根を着用する、ジジ・ハディッド。
2024年10月:「ジョルジオ アルマーニ」がNYを席巻
NYマディソン・アベニューに新たにできた複合ビル、パークアベニュー・アーモリーで2025年春夏コレクションを発表し、壮麗なエレガンスを見せつけた「ジョルジオ アルマーニ」。 「In Viaggio」と題されたこのショーは、「旅」や「旅路」という意味にふさわしく、ファッションウィーク以外の期間で、かつ初めてミラノ以外での場所で行ったショーとなった。
2024年10月:大きな鳥かごの中で歌うライリー・キーオ
4年ぶりにパリのグラン・パレで2025年春夏コレクションを開催した「シャネル」。ヴィルジニー・ヴィアールが同ブランドのクリエイティブ・ディレクターを退任して初めてのショーは、大きな盛り上がりを見せた。 特に印象的だったのは、俳優でモデルのライリー・キーオの登場シーン。シンガーで俳優のヴァネッサ・パラディが1991年に出演したフレグランス“ココ”のCMを彷彿させる巨大な鳥かごのなかで、ブランコに揺られながら、プリンスの『ビートに抱かれて』を歌唱した。
2024年10月:アレッサンドロ・ミケーレ、「ヴァレンティノ」でデビュー
アレッサンドロ・ミケーレの「ヴァレンティノ」でのデビューとなった2025年春夏コレクションは、まさに驚異的だった。水玉模様やフリル、リボンなどのモチーフがランウェイにあふれ、ブランドが過去数十年にわたって得意としてきたロマンチックな世界観を、ミケーラらしく見事に表現した。
2024年10月:エディ・スリマン、「セリーヌ」を去る
2024年9月にパリで行われた「セリーヌ」2025年春夏コレクションの翌月、エディ・スリマン(写真右)がクリエイティブ・ディレクター退任を発表。 フィービー・ファイロの後任として、2018年よりブランドを率いてきて以来、ロゴの刷新など、大きな変革を手掛けてきたエディ。売上を約3倍に増加させたほか、フレグランスやキャンドル、2024年11月には初のメイクアップアイテムとしてリップスティックを発表してきた。 なお、2025年からの後任は、「ポロ ラルフ ローレン」のクリエイティブ・ディレクターを務めていたマイケル・ライダー。 写真は、2022年12月にLAで行われた「セリーヌ」2023-24年秋冬コレクションより、モデルのカイア・ガーバーとともにランウェイに登場したエディ。