阪神・佐藤輝明「やってやる」打倒・巨人へ闘志メラメラ
鍛えて、G倒宣言!阪神・佐藤輝明内野手(25)が30日、大型補強をした巨人へ闘志を燃やした。今季、伝統の一戦では対戦したセ・リーグ5球団でワーストの打率・225。ペナントレースの行方を左右した9月23日の敗戦を振り返り、2025年シーズンでのリベンジを誓った。 鍛え直した肉体で、最大のライバルを退ける。悔しさを胸に、一心不乱に汗を流すオフシーズン。佐藤輝が打倒・巨人への思いを語った。 「さらに手ごわい相手になる。しっかり勝つというのを目標に、来年はやってやるぞ、という感じで頑張ります」 今季は120試合の出場でキャリアハイの打率・268。本塁打こそ16本に終わったが、70打点と及第点の成績を残した。しかし、対巨人に限れば打率・225で、セ・リーグで最も苦手とした。 忘れられない甲子園での試合がある。9月23日、首位巨人に1ゲーム差で迎えた伝統の一戦。「143分の1といえばそれまでなのでしょうけど…。でも、すごく悔しい思いをした」。この試合、佐藤輝は4打数無安打。六回無死二塁の先制機では中飛に終わり、チームも0-1で敗れた。 巨人は今オフ、前中日で昨季のセーブ王のマルティネス、ソフトバンクから国内フリーエージェント(FA)権を行使した甲斐、さらに楽天を自由契約となった日米通算197勝の田中将を獲得した。壁は高くなったが、佐藤輝はそれを上回る練習量に胸を張った。 「去年よりはもちろんトレーニングができている。去年は(リーグ優勝&日本一で)本当に忙しかった。そういう意味ではキャンプもできたし、いいんじゃないですか」 肉体強化に重きを置き、足しげく甲子園のウエートルームへと通う。昼食を忘れるほど没頭するときもあった。「それ(成果)はまた、春季キャンプ、3月になってからわかると思う」。ニヤリと笑って力を込めた。 「来年は本当にもっと、僕はしっかり打って守って勝てるように貢献したいと思います」 再び日本一の勲章を手にして、年を越せるように-。2025年、大きな成長を遂げてみせる。(原田遼太郎)