巻きモノ上達アドバイス「握り方で巻きの釣りは変わる」「障害物に絡めて巻くと釣果は伸びる」「巻き以外のルアーは家に置いていきましょう!」
巻き物上達ワンポイントアドバイス 早野剛史(はやの・たけし)
「時間帯によって攻めるレンジを調節」 秋から晩秋以降の巻き物の話をすると、1日の時間帯で巻くレンジを変えていくことが重要かなと思います。 朝のうちは水温が上がりきらずボトム付近でじっとしている魚が多いのでボトムレンジを意識して引く。日が登って水温が上がってきたら、ボトムの50~100cm上とかを引いてくるのが効率がいいと思います。 あとは、クランクベイトは先行深度が決まっていますが、飛距離やロッドの角度でいろいろ調節できるので、そのあたりも気にしながらレンジコントロールしていってください。 秋は午前・午後で魚のサスペンドレンジが変わる。これを意識するだけでも釣果はアップする。
巻き物上達ワンポイントアドバイス 川島 勉(かわしま・つとむ)
「HOOはカバーにガンガン当てて巻いてください!」 HOO155Fで一番釣れるのは、やや速めに巻きながらカバーに当てていく釣り方です。 何もない中層を巻くのではなく、竹のレイダウンや立ち木、岩盤、橋脚など、いろいろなカバーに積極的に当てて巻くんです。 ルアーがカバーに当たって一瞬バランスを崩した瞬間や、カバーを超えたときなどにバイトが多い。 この釣りは、秋はもちろんオールシーズン通用します。冬でもデカいのが釣れますよ。 釣れたらすごく満足感の高い釣りなので、皆さんぜひ試してみてください。
巻き物上達ワンポイントアドバイス 三原直之(みはら・なおゆき)
「各ルアーの役割をよく理解して巻くべし!」 よく使われる巻き物はクランク、スピナベ、バイブレーション、チャターとありますが、それぞれの特徴と役割をしっかりと理解することが大事です。 クランクはレンジを刻みやすく、水押しが強いので濁りに強い。 スピナベはフラッシングアピールがあり、風や雨など荒天時に強い。 バイブレーションは遠投できて素早く広範囲を探れる。 チャターは50cmほどのシャローを効率よく探ることができる。 まずはこれらを理解して、状況に合わせてルアーをチョイスできるようになるのが上達の第一歩です。
巻き物上達ワンポイントアドバイス 青木大介(あおき・だいすけ)
「意識的に巻くことで釣りの再現性を上げる」 クランクにしろスピナベにしろ、何も考えずに巻いているだけではあまり釣れません。 巻きスピードや引いているレンジ(引きたいレンジ)、トレースコースをちゃんと意識しながらリトリーブすることが大事ですね。そうするとショートバイトがあったときに、次のキャストでも再現性を高く巻くことができます。 集中力を上げて意識的に巻いていくことで、他のルアーのほうがいいとか、ワームにしたほうがいいというアイデアも浮かんできますよ。あとは心が折れないで巻き続けることですね。