「お店で騒ぐ我が子を注意すると私のほうが注意され」キム兄の妻・西方凌 沖縄に子どもたちと移住した現在
今は私と子どもたちが沖縄に移住して、お二人ともお忙しいのでなかなか会えていないのですが、東京に行ったときは必ずお二人に会っています。
■キム兄に「私が幸せにしてあげる」と言ったけれど ── 最後に、還暦を迎えた夫・木村さんへの思いを聞かせてください。 西方さん:私がプロポーズしたときに「幸せにしてくれなくていい。私が幸せにしてあげるんだから」と偉そうなことを言って結婚したのですが、やっぱり私が幸せにしてもらっていて。夫が60歳を超えて、これからは体力的に少ししんどくなってくると思うので、ここからは、私が幸せにしてあげられたらなと思っています。幼い子がいるからやりたいことが制限されるのではなく、「子どもがいるからこそこんなこともしてみようよ」と思えるようなことをこれからも見つけて、家族で楽しんでいきたいです。
── 左官屋、「から騒ぎ」出演、俳優業とキャリアチェンジを重ねてきた西方さんですが、お仕事に対する今後の目標はありますか? 西方さん:せっかく沖縄に来たので、何か始めたいなという思いはあったのですが、それが何なのかを考えてもわからず、焦っていた時期がありました。あれもやりたい、これもやりたいと思い描くのですが、現実は子どもたち優先になってしまって。でも最近は「やりたいことや楽しいことを発信することで、それが仕事に繋がっていけばいいな」と思っています。
多趣味なのでなかなかひとつに決めきれないのですが(笑)、これまでも人のために何かをすることが自分のエネルギーになることが多かったので、やりたいことと組み合わせて何かカタチにしていけたらと思います。 PROFILE 西方 凌さん 1980年8月生まれ。人気バラエティ番組『恋のから騒ぎ』第9期生として約1年間出演し、「左官屋」の愛称で人気に。翌年から芸能活動を開始し、2009年4月公開の映画『ニセ札』で俳優デビューを果たした。監督を務めた木村祐一さんと2012年5月に結婚し、現在は2児の母。
取材・文/長田莉沙 写真提供/西方凌
長田莉沙