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分科会「4段階」判断の指標を公表 尾身会長、ステージ4は「緊急事態宣言を出す時期」

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THE PAGE

 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会が7日、開かれた。その後の記者会見で、分科会の尾身茂会長(独立行政法人地域医療機能推進機構理事長)は以前より議論してきた感染レベルの4段階の分類についてステージ1、2、3、4と表現することにしたと説明した。最も深刻なステージ4について、尾身会長は「緊急事態宣言を出す時期と理論的に言える」と述べ、この段階になると政府は緊急事態宣言を出すことを考える必要があるとした。 【会見ノーカット】コロナ分科会、感染状況の4段階「指標」など議論 尾身会長、西村大臣が会見

感染状況に応じて4つのステージに分類

  感染状況に応じて分類する4つのステージの考え方は以下の通り。 【ステージ1】:感染者の散発的発生。医療提供体制には特段の深刻な支障がない段階 【ステージ2】:感染者が増えてきて、医療提供体制への負荷が蓄積する段階 【ステージ3】:感染者の急増および、医療提供体制における大きな支障の発生を避けるための対応が必要な段階 【ステージ4】:爆発的な感染拡大および、深刻な医療提供体制の機能不全を避けるための対応が必要な段階  前回の分科会では(1)感染ゼロ散発段階(2)感染漸増段階(3)感染急増段階(4)感染爆発段階との名称で分類する案をまとめていた。しかし「一見分かりやすいが、感染者の数だけを考慮しているわけではない」(尾身会長)ことから、名称は単に「ステージ~」とすることにしたという。

病床のひっ迫具合や陽性率、経路不明率など6指標

 この日の分科会では、感染レベルが次のステージに移る予兆を早期に探知するための「指標」をまとめた。「医療提供体制などの負荷」「監視体制」「感染の状況」という3つの大きな枠組みで感染レベルを見る。具体的には以下の6項目を指標とする。 「医療提供体制などの負荷」 (1)病床のひっ迫具合(病床全体・重症者用病床) (2)療養者数 「監視体制」 (3)PCR陽性率 「感染の状況」 (4)新規報告者数 (5)直近1週間と先週の比較 (6)感染経路不明割合  指標には数値の「目安」も設けられた。現在、多くの都道府県はステージ2の段階にあるとされているが、ステージ3への移行を判断する指標として、(1)の病床のひっ迫具合:「病床全体」「重症者用病床」ともに、最大確保病床の占有率が5分の1以上、または現時点の確保病床数の占有率が4分の1以上、(2)の療養者数:人口10万人当たりの全療養者数(入院者、自宅・宿泊療養者を合わせた数)が15人以上、(3)のPCR陽性率:10%、(4)の新規報告者数:1週間で10万人当たり15人以上、(5)の直近1週間と先週との比較:直近1週間の感染者が先週を上回る、(6)の感染経路不明割合:50%、といった数値を参考にする。  さらにステージ3から4に移る場合は、(1)がともに最大確保病床の占有率が2分の1以上、(2)が人口10万人あたりの全療養者数が25人以上、(4)が1週間で10万人当たり25人以上、という目安になる。それ以外の3項目はステージ3と変わらない。

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