【全日本総合バドミントン2024】優勝経験のある山口茜、奥原希望、杉山薫は白星スタート! 初Vねらう仁平菜月、宮崎友花も2回戦を突破!
日本の頂点をかけて争われる第78回全日本総合バドミントン選手権(東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ)。大会2日目は、各種目の1、2回戦(女子シングルスは36ドローのため、2回戦まで)が行なわれた。ここでは、女子シングルスのダイジェストを紹介する。 【トーナメント表】全日本総合バドミントン2024女子シングルス 【女子シングルス】 他種目が32ドローの中で、女子シングルスのみ36ドロー。大会2日目は、第1シードから第4シード下にある1回戦を行ない、その後、2回戦を戦うスケジュールで実施された。 その第1~4シードに入ったトップ選手らは、順当に白星発進を決めた。2年ぶり5回目の総合制覇をねらう山口茜(再春館製薬所)は、1回戦を勝ち上がってきた高校生の松本紗季(柳井商工高)に10本、6本で快勝。試合後は「自分の動きやショットの精度、コートの感覚はよかったと思います」と振り返った。 初優勝に挑む仁平菜月(ヨネックス)、宮崎友花(柳井商工高)も、それぞれ2-0のストレート勝ちで2回戦を突破した。高校生として挑む全日本総合は今回が最後となる宮崎は「(優勝への)強い気持ちはありますが、周りの人からは『今のトップ選手は若いときに優勝している』と言われて、ちょっと焦りもあったり。いろんな気持ちがあります」という中で初戦を迎えたが、緊張の中でもしっかり自分の力を出しきって勝利を手にした。 第2シードに入った奥原希望(太陽ホールディングス)は、広島ガスの永田萌恵に第1ゲームこそ13-21で落としたものの、その後の第2ゲーム、最終ゲームは、自分のペースで試合を進めて2-1の逆転勝利。ケガの影響などで長らく国際大会を欠場していた奥原だが、まずは2回戦をクリアした。 前回の総合で初の日本一に輝いた杉山薫(BIPROGY)は、今年の全国中学校大会・女子シングルス優勝を飾った芳賀凜歩(ふたば未来学園中)を2-0で下し、3回戦に進出。上位候補の髙橋明日香(ヨネックス)や水津愛美(ACT SAIKYO)、郡司莉子(再春館製薬所)なども2回戦を勝利で飾ったが、日本代表の舛木さくら(北都銀行)、栗原あかり(再春館製薬所)は敗戦。2回戦敗退に終わった。
取材・文/バドミントン・マガジン編集部、吉井信行、平野貴也 写真/井出秀人