『ようやく妻が死んでくれた』最愛の妻を失った思いを動画に…投稿者が語るタイトルの理由と人生観「幸せって“未来”じゃなくて“今”だった」
“当たり前の日々”を失って初めて気がつく「幸せ」
会社員時代は、企業のマーケティングなどを担当し、取締役も務めていたという、ぺこりーのさん。 しかし、がむしゃらに仕事をしていた若い頃を振り返り「愚かだった」と話します。 ぺこりーのさん: 愚かだなと思ったのは、“幸せ”って常に未来にあるって思っていて、若い頃は。 一生懸命働いて…出世して金稼いで、そうすると未来がある。幸せがあると。 (実際は)全然違って、妻との生活を振り返ってみると、いつも2人で晩酌しながら、普通のなんか…晩飯食ってるようなシーンしか思い浮かばないんですよ。 2人でビール飲んで、なんか笑って話してっていう、そういうシーンばっかりなんですよね。だから、あの日常こそが“幸せ”だったんじゃないかっていうのに本当に気づいたんですよね。幸せって“未来”じゃなくて“今”だったんじゃん。 そしたら、その当時にも妻にもっとこう…声かけられる言葉があったんじゃないかとか、感謝の気持ちとか、なんでそういうことに気づかないんだろうって本当に思いましたね。 いま思い出されるのは妻・みさこさんと過ごした、当たり前の日常。そこに隠れていた、本当の幸せ…。 その気づきを、動画にしてYouTubeで発信すると、多くの人の共感を呼び、話題となったのです。 ぺこりーのさんが投稿する動画は、妻が残したレシピを元に料理に挑戦したり、夫婦で共通の趣味だったお酒を楽しんだりする、どれもシンプルなもの。 ぺこりーのさん: パートナーを亡くして苦しんだ方っていうのは、世の中に相当数いらっしゃるし、今はもうこんな老人社会ですから、そういう方に、ちょっと励みになればというふうにも思っていますよね、私の経験を、だからやっぱり動画にしてみようっていう。 そんな赤裸々な思いを、日記のようにつづった動画には、「凄いな人生の大先輩。色々考えさせられました」「昨日 夫と喧嘩しちゃったけど、早く仲直りして大切な時間を過ごします」といったコメントが何千件も寄せられています。 ぺこりーのさん: まぁ正直、自分が飯食ったり、酒飲んでるのが、何が面白いんだろう?と、自分でよく分かってないんで、「老後はいいよ」って、若い人たちにも思ってほしいんですよね。 楽しく生活していますよって老後に。そういうのは見せたいです。 (『めざまし8』 2024年12月11日放送より)
めざまし8