東電が「安全改革プラン」進捗を報告(全文1)1、2号機の排気筒解体に着手
記載誤りを契機に対策を実施
2つ目が先般の6月18日に発生した山形県沖の地震時の通報、第2報の誤記の件でございます。こちらのほう、その際には原因としてレイアウトのまずさ、あるいは体制が不十分だったということで、体制強化を始め、フォーマットの見直し、あるいは今後、やはり情報の受け手である地方自治体の皆さま方含めてのお考えや感じていることをしっかりわれわれ自身が認識することを目的として、所員全員参加で全戸訪問をやる、あるいはそういったことを情報発信に生かしていくというようなところを今回、通報内容の記載誤りを契機に、あらためて反省をして、対策を実施していくということにしたものでございます。こちらのほうは私を含め、本社、発電所一体となって改善に取り組んでまいるということで、引き続き進めてまいりたいと思ってございます。 それから3番目が青森事業本部の設置ということで、こちらのほうは3月に行動計画を具体化して公表させていただいておりますけれども、実際に4月1日に青森事業本部を設置して、地元の方々とやはりしっかりと向き合って、地域の皆さまと原子力事業、あるいは地域のサステナブルな発展に貢献できる体制づくりというのを行い、実際これから着手をしていくということになろうかと思ってございます。これは新潟、あるいは福島もそうでございますが、地元本位というところの考え方の表れであるというふうに認識していただければと思います。 次に裏面をご覧ください。裏面のほう、改革プランのマネジメント面の進捗というところでございます。大きく、まず上段のところ3つでございます。左から説明申し上げますけれども、原子力規制委員会による防災訓練の評価結果でございます。 こちらのほうは昨年、実際は一昨年の結果を受けて、昨年、評価を幾つかの項目でC評定を受けましたけれども、今年、その際に緊急対応改善計画というのを提出した上で、その改善を重ねてまいりましたが、昨年の、いわゆる緊急時訓練の結果ということで、今年の6月28日に公表されたということでございますけれども、柏崎では全項目、10項目Aということで、それから福島第二では9項目、福島第一では8項目はAという評定をいただいてございます。