東電が「安全改革プラン」進捗を報告(全文1)1、2号機の排気筒解体に着手
新燃料21体の取り出しを完了
次に3号機の使用済み燃料プールからの燃料取り出しでございます。こちらのほう、春4月15日より燃料取り出しを開始してございます。その際、第1バッチ、第1回目のところでは新燃料7体を取り出しておりますけれども、共有プールのほうに移しておりますけれども、7月4日から第2回の取り出しを行いまして、またこれも新燃料でございますけれども、21体取り出しを完了した状態でございます。 引き続きましてその下、福島第二の件につきましてですけれども、これ、全号機廃止の決定ということで、昨年の6月14日、弊社社長の小早川が福島県知事のほうに面会させていただいた際に、全機廃炉の方向で検討させていただくということで表明をしておったわけですけれども、それから1年余りを経過して、その際、課題として掲げていたものに対して一定の目鼻がついてきたということで、今般7月の31日に取締役会を開催し、その場で廃止を決定したということでございます。今後は実際に廃止措置を実施していくということで、その基本方針に基づいてトータルで地元の皆さまの安心に沿えるような形で廃止措置を取り組んでまいるというふうな形で進んでまいることになります。 次に右の上のほうをお願いいたします。柏崎刈羽における安全対策の実施状況でございます。1つ目が7号機の原子炉建屋大物搬入口の耐震強化工事ということで、ちょうどそのReactor、原子炉建屋から少し大物の設備を搬入するために少し出っ張った建屋がございます。こちらのほうの耐震を強化するということで、いったん上物を取り壊して基礎工事をやり直して上物を再構築するという作業でございますが、こちらのほうで、当社としては初めてNR、Non Radioactive Wasteの制度を適用するということで、平たく言えば放射性物質による汚染をされたところを除去して、そのコンクリートの廃材等を有効利用できるような制度の適用ということで、初めて適用できる状態になったということの情報でございます。