アカデミー賞「ゴジラ-1.0」山崎貴監督インタビュー 受賞後テレビ初出演で語った、授賞式での内幕…日本映画への影響は?
日テレNEWS NNN
アメリカ映画界最高の栄誉とされるアカデミー賞の授賞式が行われ、山崎貴監督の「ゴジラ-1.0」が視覚効果賞を受賞しました。「news zero」に山崎監督が出演。有働由美子キャスターが授賞式での内幕などについて聞きました。
■受賞した瞬間は?
有働由美子キャスター 「オスカー像と共に帰国した今の気持ちはどのようなものでしょうか?」 山崎貴監督 「昨日もホテルに帰ってきてから机の上に置いて、ふと見るとオスカーがあるというのがちょっと不思議な光景でドキドキしましたね。もらった時はアドレナリンが出ていたんで、よく分かっていなかったんですけど、今ここにあるのが夢みたいです」 有働キャスター 「受賞の瞬間はどういう気持ちになるものですか?」 山崎監督 「擬音になってしまいますが、ウワー!という感じ、血液が沸騰する感じでした」 有働キャスター 「あの場にいて、スピーチ原稿もあったということは、選ばれるかも…と思っているわけですよね?」 山崎監督 「一応、スピーチ原稿も書くくらいには期待してはいました。何もなく上がったら大変なことになっちゃうなと、一応書いておこうと思ったんですけど、ものすごい緊張していましたね」 有働キャスター 「見ていて、こちらも手に汗握る…」 山崎監督 「『頑張って、ちゃんと英語読んでね』という感じで、会場の人たちがすごい温かかったんですよ」 有働キャスター 「名だたる監督や俳優が温かかったんですね」 山崎監督 「そういう感じが伝わってきました。直前まで結構推敲していて、トランスレーターの人とやり方を変えていて、僕の字がすごい汚かったんですよ。この単語何だっけ…って読めなくて、それが頭の中でグルグル回っちゃって、あんな焦っていました」 有働キャスター 「スピーチをする瞬間はその“沸騰”は収まっていたんですか?」 山崎監督 「逆にこの単語何だっけ…という感じでドキドキしていました。中学生が英作文の発表会をやっているような感じでしたね。これをとにかく読み終わらないといけないと。45秒になると音楽がかかるんですよ」 「45秒と決められていて、前にあるカウンターにあと何秒、あと何秒って出ているんです。単語につっかかっているから全然読み終えられていなくて、最後の一番大事な『阿部さんに捧げる』というところを言わないといけないのに、音楽がかかっちゃって。隣に渋谷さんっていう一緒に受賞した女性がいたんですけど、『山さん、もう終わりだって! 早く、早く!』って言うからものすごい焦ったんです」 有働キャスター 「そんな内幕があったんですね」