トランプが《性格反対》の石破に心を開く「たった一つの可能性」…!ゴルフよりも重要視されている「2人の意外な共通点」
11月5日に行われたアメリカ大統領選は、大接戦という事前の予想に反して、トランプの圧勝に終わった。選挙人の数は、トランプが312人、ハリスが226人であった。投票数では、トランプが7472万9200票(50.5%)、ハリスが7102万8223票(48.0%)であった。 【写真】トランプ大統領の娘・イヴァンカの「大胆すぎる水着姿」に全米騒然…! 激戦州7州の全てをトランプが制したが、世論調査の結果が実際の結果と大きく乖離した原因を探るのも今後の課題である。また、上院も共和党が過半数を制することになった。この結果は世界に大きな影響を与えそうである。
トランプが日本に突きつける要求とは
トランプは、選挙前から、大統領に再選されたら「24時間以内にウクライナ戦争を終わらせる」と豪語してきた。11月7日には、トランプはプーチン大統領と電話で会談した。トランプは、プーチンに対して、戦闘を拡大しないように呼びかけたという。また、ロシアが占領するウクライナ領土の帰属問題も議論したという。 トランプ勝利に愕然としているのはゼレンスキーである。アメリカからの支援が止まれば、ウクライナは戦争を続けることはできない。ウクライナ、ロシア、欧州諸国が妥協できる停戦案をまとめるのは容易ではない。 トランプは、ネタニヤフ首相と、この数日で3回、電話で話した。アメリカとイスラエルの関係強化とイランの脅威への対応について意見が一致したという。トランプは、イスラエルの国益を毀損しない形での停戦を模索するであろう。 トランプは、第一次政権のときからNATOの欧州加盟国に対して、防衛費の増額を求め続けている。日本に対しても、同様な要求を突きつける可能性がある。防衛費のみならず、役割分担についても、さらなる責任を押しつけてくる可能性がある。 11月11日の特別国会で、石破は第103代首相に選出された。少数与党であるため、政治の舵取りは容易ではなかろう。国内基盤が安定していない政権は、外交の分野でも自らの政策を十全に展開することはできない。石破首相は、持論の「アジア版NATO」や「核共有」について、トランプとどのような議論を交わすのであろうか。