冬はコタツに入りたいのですが、 他の暖房器具より電気代は安いのでしょうか?
寒い冬に心地よい暖かさを提供するコタツは、多くの人に愛用されています。一方で、コタツの電気代が他の暖房器具に比べて高いのか安いのかについて疑問を抱く方もいるでしょう。 そこで本記事では、コタツと他の暖房器具の電気代を比較します。コタツの電気代が他の暖房器具と比べて高いのか、それとも安いのかについてチェックしてみてください。 ▼「エアコン」の電気代と、灯油ストーブの「灯油代」は1ヶ月でいくらかかる? それぞれの費用を試算
コタツの電気代
一般的に、コタツの消費電力は300~600W程度といわれています。全国家庭電気製品公正取引協議会によると、電気代の目安単価は31円/kWh(税込)です。この目安単価をもとに、コタツの電気代を計算すると、1時間あたり9.3~11.1円となります。 例えば、1日に6時間コタツを使用した場合、1日の電気代は55.8~66.9円になり、1ヶ月(30日)で1674~2007円となります。 ※実際の電気代とは異なる場合があります。
主な暖房器具とコタツの電気代比較
代表的な暖房器具として、エアコン(暖房)、オイルヒーター、電気ストーブが挙げられます。これらとコタツの電気代を比較すると、コタツの電気代が高いのか安いのかを判断しやすいでしょう。 ただし、一般的な消費電力をもとに電気代を算出するため、製品や使用状況によって金額が異なる可能性はあります。あくまで電気代を比較する目安として、参考程度にチェックしてみてください。 ■エアコン(暖房) エアコン(暖房)の一般的な消費電力は、450~1600W程度とされています。全国家庭電気製品公正取引協議会によると、電気代の目安単価は31円/kWh(税込)です。この目安単価をもとにエアコンの電気代を計算すると、1時間あたり13.9~49.6円程度となります。 例えば、エアコン(暖房)を1日に6時間使用した場合、1日の電気代は83.4~297.6円になり、1ヶ月(30日)で2502~8928円です。したがって、エアコン(暖房)はコタツより電気代が高くなる可能性があります。 ■オイルヒーター オイルヒーターの一般的な消費電力は、おおむね300~1500Wです。全国家庭電気製品公正取引協議会の電気代の目安単価31円/kWh(税込)をもとにすると、1時間あたりの電気代は9.3円~46.5円となります。 例えば、オイルヒーターを1日に6時間使用した場合、1日の電気代は55.8~279円、1ヶ月(30日)の電気代は1674~8370円です。そのため、オイルヒーターはコタツと比べて電気代が高くなる可能性があります。 ■電気ストーブ 電気ストーブの消費電力は、一般的に300~1200W程度です。全国家庭電気製品公正取引協議会の電気代の目安単価31円/kWh(税込)をもとにすると、1時間あたりの電気代は9.3~37.2円となります。 例えば、電気ストーブを1日に6時間使用した場合、1日の電気代は55.8円~223.2円、1ヶ月(30日)の電気代は1674~6696円です。そのため、電気ストーブを使用する場合、電気代がコタツより高い可能性があります。
コタツの電気代は比較的安い! 魅力的な暖房器具の一つ
コタツは、心地よい暖かさで広く愛用されている暖房器具です。消費電力が300~600Wで電気代の単価が31円/kWhの場合、電気代は1時間あたり9.3~11.1円となります。したがって、エアコン(暖房)、オイルヒーター、電気ストーブと比べて電気代が安い可能性があります。電気代も考慮して、コタツの利用時間や冬の暖房器具を選びましょう。 ※消費電力や電気代は、製品や使用状況によって異なります。 出典 公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問Q&A 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部