もうすぐ新学期。困窮家庭への調査では、約6割が夏休みの短縮、廃止を希望という現実。フードバンクへの寄付も減っている
◆民間頼りで公的支援があまりに足りない 日本は豊かな国、というのはもはや幻想で、食べるに事欠き、飢える人がいるというなんとも残酷で悲しい現実だ。夏休みという一つの山を乗り越えても、おさまる気配のない物価の高騰。スーパーに行くと、短いスパンで何かしら値上げされていて、「価格改定のお知らせ」のお知らせがひっきりなしに届く。それなのに一向に賃金は上がらず、ただただ生活がじわりじわりと苦しくなり、追い詰められていく。私たちは大きな試練に直面している。 ではフードバンクへの寄付を呼びかけよう、と言いたいところだが、え、あれ、なんかおかしくない? そもそも、国民が食べるものにすら困っているのに、その対応をするのが民間のフードバンクっておかしくないか? と思わずにはいられない。税金ってこういうときのために使われるものじゃないんだろうか。未曾有の物価高を前に、国はあまりにも無策ではなかろうか。もちろん何もしていないわけではないのだろうが、フードバンクの窮状を見るに、公的支援があまりに足りないと思わざるをえないのだ。 政治家にはお得意の「まずは自助」とか言ってる場合じゃないぞ! と言いたい。
ヒオカ
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