相当なダート適性が見込めるフリームファクシ

［ベテルギウスステークス＝２０２４年１２月２８日（土曜）３歳上、京都競馬場・ダート１８００メートル］ 　今年最後の京都開催最終日のメインはベテルギウスＳ。主役の一頭、フリームファクシ（牡４・須貝）は初ダートとなった前走で２着に４馬身差をつけた。東スポ競馬Ｗｅｂの「記者メモ」ではその時のＭ・デムーロのコメントを確認することができる。 「強かった。何もしていない。乗っていただけ」 　これが５９キロを背負ってのものなのだから、相当なダート適性。ただ、併せてアップされている記者のメモには「大外枠で砂をかぶらなかったのも勝因の一つ」「モマれる形になってどうか」ともある。今回、克服できたら、ダート戦線を席巻しそうなだけに目が離せない。 　巻き返しに期待できる馬もいる。サーマルソアリング（牝４・藤原）は前走のカノープスＳで３番人気ながら伸びあぐねた。物足りない内容に映るが記者のメモには「パドック脇で立ち止まり、周回の輪に入っていかず。そのあたりの精神面も微妙に影響したか」とある。パドックなど、レース直前の気配次第では〝買い〟だ。