【UFC】『ジ・アルティメット・ファイター33』は男子フライ&ウェルター級で実施! トライアウト無しで応募からリモート選抜
UFCは11月1日(日本時間2日)、格闘リアリティ番組『ジ・アルティメット・ファイター(The Ultimate Fighter 33=TUF33)』を行うことをプレスリリースで発表した。 【写真】現RIZINのズールーを、2016年のTUFでテイクダウンする扇久保博正 TUF放送開始20周年となる今シーズンは、男子フライ級(125ポンド)とウェルター級(170ポンド)の選手が出場。11月4日から12月18日まで遠隔キャスティングが行われ、出場選手を募集する。選手は物理的なトライアウトなしのリモートで選抜される。 同番組は2025年初頭から中頃にかけてESPNで放送される予定で、1月に最終候補者が選ばれる。応募者は21歳から34歳までで、プロMMAの試合で最低3回勝利した記録を持っている必要がある。 申込書はufc.com/TUFからダウンロードが可能。TUF33のチーム・コーチは後日発表される。 フライ級では日本からは、2016年7月の『The Ultimate Fighter: Tournament of Champions』に修斗王者の扇久保博正が出場し、1回戦で現RIZINのエンカジムーロ・ズールーに一本勝ち、準々決勝でアダム・アントリンと対戦し判定勝ち。準決勝でのちにUFC世界フライ級王者となるアレッシャンドリ・パントージャと対戦し判定勝ち。決勝でティム・エリオットと対戦し、判定負けで準優勝となっている。 現在、同級の日本人選手は、12月7日(日本時間8日)の『UFC 310』でのオクタゴンデビュー戦でパントージャに挑戦する朝倉海と、同級5位の平良達郎、MMA10勝無敗の鶴屋怜の3人がいる。 UFCで常に存続が注視されてきたフライ級だが、今回のTUF33にフライ級が入ったことで、さらなるテコ入れがなされたと言える。ウェルター級日本人では佐藤天がリリースされ、木下憂朔が孤軍奮闘となっているが、アジアからTUF33に割って入る選手は現れるか。 TUFの最新シーズンでは、女子フライ級のアレクサ・グラッソとヴァレンティーナ・シェフチェンコが『TUF32』でミドル級とフェザー級のチームをコーチ。米国のライアン・ローダーがミドル級トーナメントで優勝し、ブラジルのマイロン・サントスがフェザー級で優勝。 その後、グラッソとシェフチェンコの両コーチは、2024年9月の『UFC 306』でグラッソのフライ級王座を懸けた3戦目に臨み、シェフチェンコが判定勝ち。2度目のUFC女子フライ級王者となっている。