新NISA「つみたて投資枠」とは?10年で1000万円達成するには毎月いくら積み立てるべきかシミュレーション
積立投資のメリット
金融庁は、積立投資に関する情報やガイドブックを提供しています。 積立投資のメリットを把握しておくことは、資産形成を目指すための重要な要素といえます。主なメリットを見ていきましょう。 ●【積立投資のメリット(1)】少額から気軽に始められる 積立投資は、月々の積立額を少額から設定できるため、投資初心者にもおすすめの方法です。 まずは毎月1万円からスタートし、慣れてきたら3万円に増やすなど、機動的に積立額を変更できるのもメリットのひとつです。 ●【積立投資のメリット(2)】複利効果でお金が積み上がる 複利効果は、金利が高く期間が長いほど大きくなります。 複利とは、元本だけではなく、利子を運用することで、利子にも利子がつくことです。 投資を長期間続けると、複利の効果があいまって、元本割れする可能性が低減されます。 ●【積立投資のメリット(3)】ドルコスト平均法によりリスクが軽減される 積立投資では、定期的に一定額を投資するため、購入価格の平均化が図れます。 これにより、株価が高い時も低い時も購入し続けることができるため、高値掴みのリスクを軽減できます。 この手法をドルコスト平均法と呼び、価格変動のリスクを分散する効果があります。
積立投資のデメリット
積立投資はリスクがともなうため、投資目標やリスクの許容範囲を考えながら検討することが重要です。適切な資金投資ができるよう、デメリットも把握しておきましょう。 ●【積立投資のデメリット(1)】短期間で大きな利益をあげることは難しい 積立投資は、長期的な視点で資産形成をする方法のため、短期間での大きな利益は期待できません。 市場の変動や経済状況に左右される場合があり、投資期間が短い場合は、目標利益をクリアすることが難しくなります。 ●【積立投資のデメリット(2)】目標時点で元本割れしている可能性がある 積立投資のみならず、資産運用全般に言えることですが投資には元本割れのリスクがあります。 投資対象がリスクの高い金融商品の場合、価格変動による損失のリスクが高まります。 10年間投資したとして、10年到達時に元本割れとなっている可能性もあることを理解しておきましょう。