新NISA「つみたて投資枠」とは?10年で1000万円達成するには毎月いくら積み立てるべきかシミュレーション
年金や個人の貯蓄だけでは老後資金が不足するという認識が広がり、積立投資を検討する方も多いでしょう。 ◆【写真6枚】新NISAの特徴&10年で1000万円達成するには毎月いくら積み立てるべきか?シミュレーション結果を見る 新NISA「つみたて投資枠」は、2024年1月からスタートした長期的な資産形成を目指す制度です。 制度が生まれ変わってから約半年が経過し、海外資産を保有している方は円安の影響で収益がプラスになっている方もいることでしょう。 金融庁が公表した「NISA口座の利用状況調査(令和6年3月末時点)」では、2024年3月末には約2322万口座にまで増加しています。 本記事では、新NISAの「つみたて投資枠」について、概要やメリット、デメリットを含めて解説します。 また、10年で1000万円を達成するための月額を、利回りごとにシミュレーションしました。自分にあった積立投資を確率したい方は、ぜひ参考にしてください。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
新NISA「つみたて投資枠」とは
新NISAの「つみたて投資枠」とは、個人型の少額投資非課税制度の一環であり、長期にわたり資産形成を目指すための制度です。 2024年1月から非課税保有期間が無制限となり、これまで以上に長期投資をおこないやすくなりました。 また、年間投資枠が360万円に拡大し「つみたて投資枠」と「成長投資枠」を併用できるため、個人のニーズにあった投資運用が可能です。 ●つみたて投資枠の使い方 つみたて投資枠を利用するためには、金融機関でNISA口座を開設する必要があります。 日本国内に住んでいる18歳以上の方ならどなたでも開設でき、口座は1人につき1口座のみ開設可能です。 つみたて投資枠と成長投資枠が併用できますが、つみたて投資枠は定期的に少額を積み立てることで市場の変動に対するリスクを分散できるため、長期的な資産形成に適しています。 毎月の積立額を設定し、投資目標にあわせた戦略を立てることが重要です。リスクを視野に入れ適切な管理をすることで、安定した長期的な資産形成を目指しましょう。 ●成長投資枠との違い 2024年以降の新NISA制度は、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つがあります。つみたて投資枠は、定期的に少額を積み立てて長期的な資産形成を目指す制度です。 一方の成長投資枠は、より積極的な投資を可能とし、上場株式や投資信託などの成長性の高い金融商品を対象とします。投資対象商品が多いことが特徴です。