大晦日に解任されたルーニー監督に現地記者「人気だけどBプランがない」
プリマス(英2部)は12月31日にウェイン・ルーニー監督の解任を発表した。英メディア『BBC』は「人気だけどBプランがない」とルーニー氏の課題を指摘している。 【写真】武藤嘉紀が初めての…ファン歓喜「息子くんそっくり」「親子でイケメン」「めっちゃ可愛い」 ルーニー氏は2021年の現役引退後にダービーやD.C.ユナイテッドで監督を務め、2023-24シーズンの途中にバーミンガムの監督に就任。しかし3か月も経たずに成績不振で解任されると、24年5月から率いているプリマスでは最下位に沈んで年内での解任が決定した。 現地メディアによるとルーニー氏は選手から慕われていたといい、BBCのアラン・リチャードソン記者は「ロッカールームの雰囲気が悪くなることはなく、ルーニー氏のためなら乗り越えられない障壁にだって向かっていくような印象を受けた」と証言。また同記者はメディアからの印象も良いことを挙げ、「いつも親しみやすい。メディアにとても正直で、正直すぎるのではと思うこともあった」とコメントしている。 その一方でプリマスの今季のゴール期待値はリーグ最下位で、枠内シュート数は下から2番目と戦術面に難があった。ビルドアップからチャンスを伺うサッカーをしたかったもののプレスを掻い潜ることに苦労したほか、被枠内シュート数や失点予想値もリーグワーストと苦しんで最下位に沈んでしまった。 そうした状況にリチャードソン記者は「他チームから(戦術を)見破られてしまい、Bプランはなかったと思う」とコメント。ルーニー氏は現役時代にストライカーとして活躍したが、監督キャリアは苦戦が続いている。