ブレントフォード、リヴァプールからF・カルヴァーリョ獲得で合意か
ブレントフォードが、リヴァプールに所属するU-21ポルトガル代表MFファビオ・カルヴァーリョの獲得に迫っているようだ。10日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。 現在21歳のF・カルヴァーリョはポルトガルの首都リスボン出身。元々はベンフィカの下部組織に所属していたが、2013年に家族でイングランドに移住した。2015年にフルアムのアカデミーに加入すると、2020年9月にトップチームデビューを飾った。2021-22シーズンはチャンピオンシップ(イングランド2部)で36試合に出場し、10ゴール8アシストを記録。フルアムのリーグ優勝に貢献し、イングランドプロサッカー選手協会(PFA)のリーグ年間ベストイレブンに選出された。 2022年7月にリヴァプールに完全移籍で加入。2022-23シーズンは序盤に出場機会があったものの、終盤戦はあまり起用されず。出場機会を求めて昨年7月にライプツィヒにレンタル移籍したが、出場機会が限られた状況から、後半戦はハル・シティにレンタル先を変更。チャンピオンシップで20試合に出場し、9ゴール2アシストを記録していた。 レンタル移籍期間満了に伴い、今夏リヴァプールに復帰したF・カルヴァーリョはプレシーズンマッチで3試合連続スタメン起用され、2ゴールを挙げる活躍も見せていたが、今夏再びリヴァプールを離れることになるようだ。 報道によると、リヴァプールはF・カルヴァーリョをブレントフォードに売却することで合意。移籍金は初期費用が2000万ポンド(約37億円)ほどで、追加オプションを含めれば最大2750万ポンド(約51億円)になり、契約には次の移籍の際に発生する17.5パーセントの売却条項も付随しているという。また、この移籍の一環として古巣フルアムは売却益の20パーセントを受け取ることも伝えられている。 なお、F・カルヴァーリョにはサウサンプトンも興味を示していることが明らかになっていたが、1500万ポンド(約28億円)ほどのオファーをリヴァプールが拒否。動向に注目が集まっていたなか、これを上回るオファーを提示したブレントフォードに移籍することになりそうだ。
SOCCER KING