アメフト・品川CCブルザイズ「動き続けることで、グレーター品川のヒーローに近付けるはず」
2022年からはサッカー、3×3 バスケ、チア、アメフトの活動をしている地域総合スポーツクラブ『株式会社品川カルチャークラブ(品川CC)』に加わった。「品川駅港南口を中心としたグレーター品川のチーム」の一員として活動している。 「地元との関係を大切にすることが何より重要。地域活動に積極的に参加するなど、アメフト以外の部分でも交流を深める。グレーター品川エリアで欠かせない存在になることが生命線だと考えます」 グレーター品川とは1953年に発足した港区港南の企業が一同に所属する港南振興会が提唱する表現だ。品川区に加えて港区も含む行政区を超えた一つの生活経済文化圏であり、ブルザイズはその一員としてフットボールと地域貢献活動を続けている。
~アメフトは選手寿命が短い競技だからこそ「やれる」ことがある
フィールド上で実際に戦っている人たちの声も聞いてみた。ブルザイズを指揮する八木卓哉ヘッドコーチは「当たり前だが、やれることをやるだけ」と前向きに捉えている。 「正直、プレー環境は弱いし仕事との両立も大変。その中で結果を求めるのはタフな作業であることは間違いない。でもアメフトは選手寿命が短い競技なので、少しの時間も無駄にすることなく練習、試合に臨むしかない。その積み重ねが結果はもちろん、充実感や説得力に繋がると思います」 「品川CCに加入したことで地域との関係性が近くなっているのを実感します。学生時代の部活では感じることのできなかった部分です。地域活動等に参加することで知り合いも増え、応援の声も聞こえてくる。まだまだ小さい組織ですが地域密着の本質に触れているような気もします」
主将・森下佑哉は大学卒業後に1度は選手を上がった(=引退)が、夢を諦めきれず現役復帰した経歴を持つ。 「(現役復帰は)アメフトが大好きという気持ちが一番。他チームの情報を聞くと環境面ではブルザイズより優れているとは思います。でもアメフトをプレーできるのが嬉しいし、負ける気持ちはない。時間はかかるかもしれないですが、少しでも上達して強くなりたい」 「品川CCの他競技の方々に会う機会もあるので刺激になります。また地域活動を継続することで、ブルザイズの知名度が実に上がっているのを感じる。実際に話をすると優しい声をかけてくれて応援してくれます。皆さんの期待に少しでも応えられるようにしたいです」