「推し語りしても反応を貰えない...」オタクの悩みに、書評家・三宅香帆が出す答えは?
オタク口調の解決策とは?
Q.3 オタク口調を脱したいです! 推しのことを語ろうとすると、つい句点がつかない早口オタク口調になりがちです。ニッチな専門用語を使ったり、擬音語や擬態語を多用したりしてしまいます。どうしたらいいでしょうか? A. スピードを優先し続けたいかどうか 私もです......! なので非常に気持ちはわかるのですが、あえて解決策を言うなら、「相手の反応を見るクセをつける」です。 擬音語や擬態語を多用しても、早口でも、ぶっちゃけ相手が話を理解して面白がってくれていれば、とくに問題はないんですよね。しかし、そこで相手がよくわからないな~という顔をしていた場合が問題なんですよ。 「あっ、今つまらない顔してそう、しゃべり方変えよう」と瞬時に思えるかどうかが、相手を置いてきぼりにするかどうかの境目です。 なぜ私たちが早口オタク口調になってしまうかというと、結局「とにかく速く推しのことを伝えたい!」と伝達速度重視になってしまうからですよね。 推しの魅力をとにかく速く伝えたいというスピード重視から、「ちゃんと推しの魅力が伝わる」確実性重視になれば、自然と語り口調も変わってくるのではないでしょうか。なにを優先順位高めにしたいか、という目的次第ですね。
SNSにイライラし始めたら...
Q.4 他人の発信にイラっとしてしまいます 長年推しているアイドルがいるのですが、SNSで知り合った「自分よりもファン歴の短い人」にわかったようなことを言われると、イラっとするときがあります。他人の発信については、どう考えたらいいでしょうか? A. 離れましょう インターネットのいいところは、自分と同じような立場(つまりは一介のファン)の発信をたくさん見られるところ......ですが、それゆえに他人の発信が気になってしまうときもありますよね。 ただ、違和感を覚える他人の発信を見るかどうか取捨選択できるところもインターネットのいいところのひとつです。 というわけで、イラっとするときは、見ないようにしましょう! SNSにいる人だったらミュートにする、自分が疲れているっぽいときはインターネットから一度離れる。この世に「絶対に見なきゃいけない情報」なんてインターネットにはありません。そう考えて、違和感がある発信からは離れましょう。