ファーウェイ、血圧測定できるスマートウォッチ「WATCH D2」。就寝中の血圧測定が可能に
ファーウェイ・ジャパンは6日、血圧測定ができるスマートウォッチ「HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計」(HUAWEI WATCH D2)を発表した。新機能として就寝中を含む自動血圧測定が可能になり、価格は6万280円。 【画像】HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計 同社はGREEN FUNDINGにて本製品のクラウドファンディングを開始した。製品入手に必要な最低出資額は4万8,224円で、2025年2月中旬の出荷を予定している。 HUAWEI WATCH D2は、日本の管理医療機器認証を取得した血圧計を内蔵したスマートウォッチ。本体内部にマイクロポンプを搭載し、ベルトと一体化したカフに空気を送り込むことで血圧を測定できる。 前モデル「HUAWEI WATCH D」からの進化として、血圧測定を好きなタイミングで行なえる通常の「血圧測定機能」に加えて、夜間(就寝中)にも自動で血圧を測定できる「自動血圧モニタリング機能」を新たに搭載し、1日を通して血圧の変化をモニタリングできるようになった。 自動血圧モニタリング機能では、日中と夜間それぞれの測定間隔などのモニタリングプランを初期設定することで、日中はリマインドとともに定期的に測定し、夜間は就寝中に自動で測定できる。 また、前モデルよりディスプレイは約1.82型AMOLEDと大型化しつつ、本体サイズは約38×13.3×48mmとよりコンパクトになった。重量は約40g(ベルト含まず)で、ベルトを含む重量は前モデルより約10%軽く、ベルトの幅は12%スリムになっており、よりスマートウォッチとして日常使いできるデザインとなった。 カフ部分は布製カバーからTPU素材に変更し、長時間の使用にも好適とする。血圧測定時のカフの圧迫も、夜間測定時に気にならないように前モデルより静かかつ効果的に行なえるようになったという。 高精度圧力センサーも内蔵し、精度の高い圧力フィードバック制御と空気抵抗を最小限に抑えることで、圧力測定の誤差を±3mmHg以内に抑えている。このほか、生体センシングシステム「HUAWEI TruSense」により、前モデルより血圧測定結果の精度が10%向上しているという。 血圧測定以外の健康管理機能として、睡眠モニタリングや心拍数、血中酸素レベル、皮膚温、ストレスレベルなども測定できる。睡眠モニタリングでは睡眠中の呼吸の状態を確認できる「睡眠中呼吸乱れ検知」機能を搭載する。ワンタップで総合的なヘルスケアチェックが可能な健康管理機能「Health Glance」も新たに追加する。 このほか、80種類以上のワークアウトモードや、着信/メッセージの確認、SMSへのクイック返信、スマートフォンでの遠隔撮影が可能なリモートシャッター機能なども備える。防水性能はIP68。 バッテリ駆動時間は1日6回血圧測定する通常使用の想定下で約6日間、自動血圧モニタリング機能使用時は約1日間。同社によると、24時間の血圧測定を行なう自動血圧モニタリング機能は毎日使うものではなく、満充電までの時間も「HUAWEI WATCH GT 5」と同じく1時間となっているため、約1日間の駆動時間でも支障にならないという。 カラーは、汗に強いフルオロエラストマー素材の「ブラック」と、ホワイトレザーを採用した「ゴールド」の2色を展開する。 同日に実施したHUAWEI WATCH D2の発表会では、本製品の展示や血圧測定のデモが行なわれた。
PC Watch,浅井 淳志