トヨタのAIバスケロボ、超ロングシュート成功でギネス記録認定 A東京所属「CUE6」
トヨタの技術を結集させたAIロボットが、ギネス記録となるロングシュートを鮮やかに射止めた。 バスケットボールBリーグ1部(B1)のアルバルク東京(A東京)は3日、“所属選手”であるAIバスケットボールロボット「CUE6」(背番号96)が、ギネス世界記録となる24・55メートルの長距離シュートに成功したと発表した。今年9月26日、豊田中央研究所(愛知県長久手市)で記録達成。開発チームは、ギネス記録公式認定員から「ヒューマノイドロボットによるバスケットボールシュート最長距離」の認定書を受け取った。 国際連盟(FIBA)の規格ではコートサイズは縦28メートル×横15メートルと定められており、コートのほぼ端に近い位置からシュートを決めたことになる。 今回新記録を樹立したCUE6は、来年3月1日に行われるアルバルク東京-京都ハンナリーズ(武蔵野の森総合スポーツプラザ)に登場し、パフォーマンスを披露予定。 CUEシリーズは19年、「ヒューマノイドロボットによる連続バスケットボールフリースロー最多数(アシストあり)」の記録を達成。それ以来、5年ぶり2度目のギネス世界記録認定となった。 アルバルク東京の伊藤大司(GM)ゼネラルマネジャーはクラブを通じ、「2つめのギネス世界記録を達成して大変うれしく思います。以前よりかなり伸ばした距離の成功で、その成長スピードには驚かされますし、今後も楽しみです。目指す方向は少し違いますが、チームもCUE6に負けぬよう切磋琢磨(せっさたくま)していきたいと思います」とコメントを寄せた。