「糖質」はむしろ摂るべき…!? 阪神タイガース選手が実践する「体脂肪を下げて、動きのキレを取り戻す」スゴい食事術!
2023年に38年ぶりの日本一を達成した、阪神タイガース。その裏では、選手たちの地道な“食事改革”が行われていた――。9年間にわたり栄養指導を行ってきたのは、公認スポーツ栄養士の吉谷佳代氏。監修を務めた球団認定レシピ本『阪神タイガース認定レシピ集 トラめし 強い体、疲れない体をつくる! 』では、実際に虎戦士たちに指導してきた栄養知識と、寮や遠征先ホテルでも提供する“トラめし”のレシピを初公開している。今回は、「最近動きのキレが悪くなった」「体脂肪を落としたい」と感じている人たちのために、「体をしぼる」ための食事術をお伝えする。 【画像】体をしぼるための「基本の献立」を公開…!
「朝食べない」は絶対NG。朝食が代謝アップの近道
プロ野球選手はオフシーズンのリフレッシュ後など、動きのキレを取り戻すため体をしぼることも。ただし、単なる減量では力強く打つ・投げる・走るパワーが損なわれる場合があるため、調整は「筋力を維持しながら体脂肪を減らす」という考え方が基本です。 その基本に則ると、体脂肪を減らすには、実は「朝ごはん」を食べることが近道になることも。朝食を食べることで一日の平均体温が上昇し、代謝が上がって脂肪が燃焼しやすい状態に。朝食では卵や牛乳、納豆などのたんぱく質を積極的に食べて、エネルギー代謝を促進しましょう。
糖質カットよりも「脂質」「摂り方」にこだわろう
筋トレブームと共に「糖質制限ダイエット」が一時期注目を集めましたが、プロ野球選手にとって糖質はパフォーマンス維持になくてはならないものです。糖質が不足すると、筋肉を分解してエネルギー源として消費してしまうため、理想のプレーができなくなってしまう可能性も。 体脂肪を減らしたいなら、 (1)糖質を確保して脂質をカットする (2)食物繊維を摂って血糖値を上げにくくする (3)太りやすい時間帯の食事を避ける この3つのポイントを押さえましょう。 なお、糖質も制限して脂肪を燃やしたい場合は、夜だけ制限して1ヵ月以内の短期間で実践を。筋力低下を最小限に抑えましょう。 タイミングや食品の選び方……体脂肪マネジメントのテクニックを知れば、無理なく体脂肪を落とす&体脂肪率を上げない体をつくれますよ! ここでは4つのポイントをお伝えします。