日本ハム・鍵谷が引退試合 妻は涙 ガチンコ勝負で打者2人抑える 新庄監督がマウンドで花束手渡す
「日本ハム-楽天」(25日、エスコンフィールド) 日本ハムの鍵谷陽平投手(34)が25日、エスコンフィールドで引退試合に登板。最後の勇姿を披露した。 【写真】鍵谷を支え続けた美人妻 客席で観戦 小郷を二ゴロ、小深田を、最後は147キロの直球で遊直に打ち取り、9球投げたところで新庄監督が花束を手にベンチから出て、交代を告げた。鍵谷はマウンドに集まったナインとハグを交わし、新庄監督から花束を手渡され、ハグを交わした。 万雷の拍手の中、球場の全方向に頭を下げて、12年のプロ野球生活に別れを告げた。「ひとまず、抑えることができたことが一番。エスコンフィールドのマウンドは、とても気持ちよかったです。久しぶりに戻ってきた僕を温かく迎えていただいたファイターズファン、監督、コーチ、選手、関係者のみなさんに心から感謝したいです。野球人生を最高の形で終えることができました」とこの日の投球と12年間のプロ野球生活を振り返った。 試合に先立って引退会見を開いた。プロ野球人生を「夢のような時間」と振り返り、一番の思い出をとして「日本一かなと思います、常に勝ちを目指して、優勝を目指してやって来た中で日本一になれたのはうれしかったですし、何よりも楽しかった」と笑顔で語った。 通算成績は登板420試合、25勝15敗84H7S。 客席では女優としても活躍した妻の青谷優衣ら家族も観戦。青谷の目からは涙があふれ、夫に拍手を送っていた。