浦和の助っ人FWが今季限りで退団か 「原則的には戻りたい」“帰国希望”を海外メディア報道
浦和との契約満了が迫るリンセン「オランダでプレーしたい」
浦和レッズのオランダ人FWブライアン・リンセンは、今季終了時の契約満了をもって母国復帰への意志があるようだ。「オランダでプレーしたい」という本人のコメントを米スポーツ専門局「ESPN」のオランダ版が報じている。 【実際の映像】「圧が半端ない」「えぐすぎる!」 浦和レッズサポーターがホームの埼玉スタジアムを揺らす瞬間 オランダ1部で通算109ゴールのリンセンは2022年夏に浦和へ加入。当時の西野努テクニカル・ダイレクター(TD)が、チーム強化の「ラストピース」と期待を懸けたストライカーだが、加入して初の対外試合となったパリ・サンジェルマン(フランス)との親善試合でハムストリングを負傷し、残りのシーズンをほぼ棒に振った。昨季から今季にかけて、浦和在籍の2年半で3回の肉離れによる離脱を経験するなどコンディションが整わず、J1での通算はここまで5ゴールと低迷した。 リンセンとオランダ時代のチームメートで仲の良い友人だという同1部ユトレヒトのイェンス・トーンストラは、「ESPN」のTV番組「フイェモルヘン・エールディビジ」の出演時に、リンセンについて「そろそろ、彼が帰ってくるころだ」とコメントしたという。 レポートによるとリンセンは今季終了で満了する浦和との契約について「今の時間を本当に楽しんでいる。あと1か月で契約が切れるから帰国する。そのあと、次のことを考える。今のところ、浦和が僕と一緒に仕事を続けたいと思っているかどうかは分からない。その間に、僕の代理人は僕を欲しがっている人がいないか探している」とコメントしているという。 また、「原則的には戻りたい。オランダでプレーしたい。どうなるかはまだ分からない。海外の可能性もある。まだ時期尚早だし、様子を見る。僕は万全だし、あと数年はプレーできる」として、母国でプレーする希望を代理人に伝えているというリンセンのコメントを報じた。 11月10日のサンフレッチェ広島戦では、FW松尾佑介の強烈シュートに反応してヘディングでコースを変えてゴールに流し込むストライカーとしての嗅覚を見せていたリンセンだが、日本でのプレーは今季限りになる可能性が高そうだ。
FOOTBALL ZONE編集部