Intelが「Core Ultraプロセッサ(シリーズ2)」のラインアップを一気に拡大 ノートPC向けを中心にデスクトップPC向けや組み込み用も
Core Ultra 200Uプロセッサ(メインストリームノートPC向け)
「Core Ultra 200Uプロセッサ」(開発コード名:Arrow Lake-U)はCore Ultraプロセッサ(シリーズ1)におけるUシリーズの後継モデルで、メインストリームのノートPC向けCPUとなる。搭載製品は、PCメーカーを通して2月から順次発売される予定だ。 基本設計は、先に紹介したCore Ultra 200Hプロセッサと同様で、Pコアが最大2基となり、GPUコアがXe-LPGアーキテクチャ(最大4基)に変更されていること以外に大きな違いはない。 ラインアップ Core Ultra 200Uプロセッサのラインアップは以下の通りだ。全モデル共に、PBPは15W、MTBは57Wに設定されている(★印が付いているものはvPro Enterpriseに対応)。 ・Core Ultra 5 225U ・CPUコア:計12基 ・Pコア:2基(1.5GHz~4.8GHz) ・Eコア+LP Eコア:10基 ・スマートキャッシュ(L3キャッシュ):12MB GPUコア:4基 ・Core Ultra 5 235U★ ・CPUコア:計12基 ・Pコア:2基(2GHz~4.9GHz) ・Eコア+LP Eコア:10基 ・スマートキャッシュ(L3キャッシュ):12MB GPUコア:4基 ・Core Ultra 7 255U ・CPUコア:計12基 ・Pコア:2基(2GHz~5.2GHz) ・Eコア+LP Eコア:10基 ・スマートキャッシュ(L3キャッシュ):12MB GPUコア:4基 Core Ultra 7 265U★ ・CPUコア:計12基 ・Pコア:2基(2.1GHz~5.3GHz) ・Eコア+LP Eコア:10基 ・スマートキャッシュ(L3キャッシュ):12MB GPUコア:4基
Core Ultra 200Sプロセッサ(デスクトップPC向け)
デスクトップPC向けの「Core Ultra 200Sプロセッサ」(開発コード名:Arrow Lake-S)には、アンロック非対応製品が追加される。搭載PCや一部モデルにおけるリテールパッケージ(箱入りの単体CPU)は、1月13日(米国太平洋時間)から順次発売される予定だ。 ラインアップ Core Ultra 200Sプロセッサ(アンロック非対応)のラインアップは以下の通りだ。PBPは通常モデルが65W、省電力モデル(モデル名末尾に「T」が付くもの)が35Wとなる。モデル名に「F」が付くものは、内蔵GPUが省かれている。vProへの対応は、組み合わせるマザーボードによって異なる(内蔵GPUなしモデルは無条件で非対応)。 【通常モデル】 ・Core Ultra 5 225/225F ・CPUコア:計10基 ・Pコア:6基 ・Eコア:4基 GPUコア:3基 Core Ultra 5 235 ・CPUコア:計14基 ・Pコア:6基 ・Eコア:8基 GPUコア:3基 Core Ultra 5 245 ・CPUコア:計14基 ・Pコア:6基 ・Eコア:8基 GPUコア:4基 Core Ultra 7 265/265F ・CPUコア:計20基 ・Pコア:8基 ・Eコア:12基 GPUコア:4基 Core Ultra 9 285 ・CPUコア:計24基 ・Pコア:8基 ・Eコア:16基 GPUコア:4基 【省電力モデル】 ・Core Ultra 5 235T ・CPUコア:計14基 ・Pコア:6基 ・Eコア:8基 GPUコア:3基 Core Ultra 5 245T ・CPUコア:計14基 ・Pコア:6基 ・Eコア:8基 GPUコア:4基 Core Ultra 7 265T ・CPUコア:計20基 ・Pコア:8基 ・Eコア:12基 GPUコア:4基 Core Ultra 9 285T ・CPUコア:計24基 ・Pコア:8基 ・Eコア:16基 GPUコア:4基
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