Intelが「Core Ultraプロセッサ(シリーズ2)」のラインアップを一気に拡大 ノートPC向けを中心にデスクトップPC向けや組み込み用も
Core Ultra 200HXプロセッサ(エンスージアスト用ノートPC向け)
「Core Ultra 200HXプロセッサ」(開発コード名:Arrow Lake-HX)は、Core Ultra 200Hプロセッサよりもさらに高パフォーマンスを求めるエンスージアスト(求道者)向けノートPCや、モバイルワークステーションに搭載することを想定したCPUだ。設計的にはデスクトップPC向け製品とほぼ同一で、外部GPUを別途搭載することを前提としている。搭載製品は、PCメーカーを通して2025年前半から順次発売される予定だ。 主な特徴は以下の通りとなる。 ・CPUコア:最大24基(ハイパースレッディング非対応) ・パフォーマンスコア(Pコア):Lion Cove(開発コード名)×最大8基 ・高効率コア(Eコア):Skymont(開発コード名)×16基 GPUコア:Xe-LPGアーキテクチャ×最大4基 NPU:NPU3(第3世代) ・単体で13.1TOPSの処理に対応 対応メモリ:DDR5-6400/LPDDR5X-8400 ・DDR5規格時は最大96GBまで搭載可能 ・LPDDR5/LPDDR5X規格時は最大64GBまで搭載可能(CAMM2対応) ・ECC(エラー訂正機能)対応モジュールも利用可能 PCI Expressバス ・PCI Express 5.0:20レーン(GPUとSSDでの利用を想定) ・PCI Express 4.0:4レーン(SSDやその他機器の接続を想定) ・DMI 4.0(チップセット接続用):8レーン ・チップセット経由を含めると、最大48レーンのPCI Expressバスを用意) ラインアップ Core Ultra 200HXプロセッサのラインアップは以下の通りだ。全モデル共に、PBPは55W、MTBは160Wに設定されている(★印が付いているものはvPro Enterpriseに対応)。 ・Core Ultra 5 235HX ・CPUコア:計14基 ・Pコア:6基(最大5.1GHz) ・Eコア:10基(最大2.9GHz) ・スマートキャッシュ(L3キャッシュ):24MB GPUコア:3基 Core Ultra 5 245HX★ ・CPUコア:計14基 ・Pコア:6基(最大5.1GHz) ・Eコア:10基(最大3.1GHz) ・スマートキャッシュ(L3キャッシュ):24MB GPUコア:3基 Core Ultra 7 255HX ・CPUコア:計20基 ・Pコア:8基(最大5.2GHz) ・Eコア:12基(最大2.4GHz) ・スマートキャッシュ(L3キャッシュ):30MB GPUコア:4基 Core Ultra 7 265HX★ ・CPUコア:計20基 ・Pコア:8基(最大5.3GHz) ・Eコア:12基(最大2.6GHz) ・スマートキャッシュ(L3キャッシュ):30MB GPUコア:4基 Core Ultra 9 275HX ・CPUコア:計24基 ・Pコア:8基(最大5.4GHz) ・Eコア:16基(最大2.7GHz) ・スマートキャッシュ(L3キャッシュ):36MB GPUコア:4基 Core Ultra 9 285HX★ ・CPUコア:計24基 ・Pコア:8基(最大5.5GHz) ・Eコア:16基(最大2.8GHz) ・スマートキャッシュ(L3キャッシュ):36MB GPUコア:4基
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