バルセロナ、マジョルカに5発を叩き込みラ・リーガ4試合ぶり勝利!浅野拓磨は10試合ぶりベンチ入りも出場機会なし
3日のラ・リーガ第19節分、マジョルカ対バルセロナは5-1でバルセロナの大勝に終わった。マジョルカFW浅野拓磨はベンチ入りも出場機会がなかった。 バルセロナがスペイン・スーパーカップに参加するために、先んじて開催されるラ・リーガ第19節分。ラ・リーガここ3試合で勝利がなく、1試合未消化のレアル・マドリーに勝ち点1差まで迫られるバルセロナのフリック監督は、GKペーニャ、DFクンデ、クバルシ、イニゴ・マルティネス、バルデ、MF後列ペドリ、カサード、前列ヤマル、ダニ・オルモ、ハフィーニャ、FWフェランをスタメンで起用している。一方アラサテ監督は筋肉系の負傷から10試合ぶりに復帰した浅野をベンチスタートとした。 立ち上がり、ボールを保持しながら攻め込んだバルセロナは12分に先制する。ゴール手前でダニ・オルモがライン間で受けると、一度ボールを奪われたもののモヒカがクリアミス。このこぼれ球を拾ったフェランがシュートを放つと、GKレオ・ロマンが止めにれなかったボールが枠内に収まっている。 先制したバルセロナはその後ペースを落としてしまい、マジョルカの反撃を受けることに。ハイラインを何度か攻略されると、42分にペナルティーエリア内に入り込んだマフェオの折り返しからムリキのゴールを許している。前半は1-1で終了した。 迎えた後半、バルセロナは55分に勝ち越し弾を決めた。ヤマルがペナルティーエリア内でモヒカに倒されてPKを獲得。キッカーのハフィーニャが冷静にシュートを決め切った。 再びリードを得たバルセロナは、前に出ざるを得ないマジョルカを相手に速攻からゴールを重ねる。その中でも負傷からの復帰後初先発ヤマルが、天才性を発揮していった。 まず74分、右サイドのヤマルが左足アウトサイドを使って超精度のクロスを送ると、ファーサイドを抜け出したハフィーニャが左足でボールに合わせて、この日2点目を決める。その4分後にはヤマルが再び左足アウトサイドでクロスを送り、これがマジョルカDF陣のクリアミスを誘発。ペナルティーエリア内にこぼれたボールを、途中出場のフレンキー・デ・ヨングが押し込んだ。ヤマルが一瞬の隙を見て放つ左足アウトサイドのキックは、バルセロナにとってあまりに強力な、マジョルカにとってあまりに凶悪な武器だった。 バルセロナの勢いは終盤もおさまらず、84分には5点目を記録。ヤマルの仕掛けをきっかけにして、フレンキー・デ・ヨングのお膳立てから途中出場パウ・ビクトルがネットを揺らした。試合は5-1で終了のホイッスルが吹かれ、バルセロナがじつに4試合ぶりに勝利を取り戻している。 バルセロナは勝ち点を37として、第12節バレンシア戦未消化で、翌日に第19節分アスレティック・ビルバオ戦に臨む2位レアル・マドリーとの勝ち点差を暫定で4に広げた。3連勝を逃したマジョルカは勝ち点24で6位につけている。