人前で「ダメ夫」「愚妻」扱いは絶対NG!?…「したたか」に世間を渡り歩くための「理想のパートナー像」とは
相手を褒めることで自分にもメリットが
職場でも同じだと思います。取引先に部下を連れて行くときに、「こいつは出来損ないなんですが」などと紹介する人はそういう古い考えの持ち主でしょうが、顧客から信頼されませんし、下手したらパワハラで訴えられるかもしれません。仲間や部下をクサすことが管理職のあり方と勘違いしている世代の最後の生き残りでしょう。 いまどきの上司は「彼は期待の新人です」とか「優秀な若手です」と紹介するものです。 逆に、人前でパートナーを「愚妻」とか「ダメ夫」とけなす人は、職場でも無意識に周りの人をディスって、水面下で嫌われているかもしれません。 「いやいや、うちのパートナーは本当に愚妻・ダメ夫なんだ」と真顔で主張する人もいますが、百歩譲って実際にそうだったとしても、パートナーにもっとがんばってもらうためには、とにかくほめることです。 嘘でも「妻はすごい」「夫はすごい」と言っているうちに、パートナーがこれまでよりもがんばってくれれば、自分にもメリットがあるわけです。 このように、お互いの関係を向上させるために、善意からすこしだけ話を盛ってほめてくれる人こそ、私の考える「したたかな人」です。 『目指すは褒め上手な「したたかな人」!?…簡単な褒め方「5Sの法則」で相手もあなたもハッピーに!』へ続く
岡野 あつこ(夫婦問題研究家・パートナーシップアドバイザー)
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