【京都金杯予想】今年は中京芝1600mでの開催 内枠先行馬が有利に
今年の金杯は、東西ともに日曜日に行われる。例年ほど変則開催の影響は受けないかもしれないが、正月休みを挟んでいることに変わりはなく、当日の気配には注意したい。今年の京都金杯は、阪神競馬場のスタンド改修工事にともない10~12月の3か月間を京都開催で行ったために中京競馬場で行われる。中京競馬場1600mコースのスタート地点は1~2角奥に設けられた引き込み線からバックストレッチに向かって斜めにスタートするレイアウト。そのため、内枠を引いた先行馬が有利にレースを進められる傾向がある。 【写真】シャドウフューリーのこれまでの軌跡 ◎シャドウフューリーはリゲルS優勝馬。1400mの3勝クラス戦を勝ち上がってきたが、マイルは[2-3-1-1]と得意にしており、中京コースも[1-2-1-0]。どんな位置からでも競馬が出来る上に、最後は必ずと言ってよいほど勝ち負けに加わってくる堅実派。前々走のオーロCはやや伸びあがるようなスタートだったため、道中の位置取りが悪くなってしまったが、それでも最後までしっかり伸びて前走につなげている。得意の左回りに戻るのも好材料だ。 〇アスクコンナモンダはポートアイランドS優勝馬。このレースまでは末脚を生かすような競馬で実績を積み上げたが、このレースでは向正面でポジションを押し上げ、ゴール前で力強く抜け出した。そのレースを含め中京競馬場は[4-0-0-1]と得意にしており、マイル戦は[5-2-2-7]。前走キャピタルSも伸びてはいるが、最後狭くなるシーンがあった上に少々時計も速かったか。 ▲ドゥアイズはヴィクトリアマイル0.3秒差4着。2歳時には阪神JFでリバティアイランドから0.4秒差3着もあって、桜花賞も同馬から0.6秒差5着。これまで大きく崩れたのは距離が長かったオークスと秋華賞のみで、マイル戦に限れば8戦して1勝のみだが掲示板を外していない。枠順に恵まれないケースが多かったが、ここを飛躍の場としたい。 △ロジリオンはNHKマイルC3着、富士S3着だから左回りのマイル戦はベストの条件だ。前走はインコースを上手く立ち回ったが最後はあと一押しが足りなかった。流れひとつであっと言わせることも可能だろう。 末脚に磨きがかけられて3勝クラス、リステッドを連勝中の△ウォーターリヒト、R.キング騎手とのコンビで東京新聞杯に勝っている△サクラトゥジュールも怖い存在だが、穴なら先行力のある△セオか。