【シンザン記念展望】サウジアラビアRC1、2着のアルテヴェローチェ、タイセイカレントなどが参戦
「シンザン記念・G3」(13日、中京) サウジアラビアRCの覇者アルテヴェローチェが参戦する。後方から大外一気の末脚でまとめてかわし、重賞初Vを飾った走りはインパクト大だった。続く朝日杯FSには1番人気で臨んだが、後方から追い込むも届かず。スローペースに苦しみ、スムーズな競馬ができなかった。ただ能力の高さは確かなだけに、ここは負けられない。 タイセイカレントは重賞初Vに虎視たんたん。朝日杯FSは初の多頭数に加え、大外枠からのレースでリズムに乗れず、展開的にもスローの前残りがかみ合わなかった。初戦は逃げの手、続くサウジアラビアRCでは出遅れながらも力強いしまいの脚で2着。ポテンシャルは高く、自在性もある。新馬勝ちした舞台で反撃に打って出る。 マイネルチケットはサウジアラビアRC3着、京王杯2歳S2着と高いレベルで安定した走り。2歳G1をパスしてここを目標に調整を積んでおり、仕上がりも上々だ。 マイエレメントはアルテミスSの5着馬。スタートで後手に回り、後方からの競馬となったが、上がり最速の脚を使った。スムーズなら、より際どく上位争いに食い込んだはずで、ここは改めての一戦となる。 1戦1勝の馬にも、楽しみな好素材が顔をそろえた。ミニトランザットは新馬戦で逃げて、上がり最速タイの脚を見せての完勝。全姉が昨年のフェアリーS覇者イフェイオンと血統的にも面白い存在だ。 さらに、浜中が「個人的に期待値は高い」と絶賛する良血馬リラエンブレムや、初戦の勝ちっぷりが良かったカラヴァジェスティなどにも注目だ。