【フィギュア】男子は鍵山優真、女子は坂本花織が首位発進 島田麻央、中田璃士らジュニア勢躍動
◇フィギュアスケート全日本選手権第1日(2024年12月20日 大阪・東和薬品ラクタブドーム) 【写真】<全日本フィギュア第1日>男子も!演技をする中田璃士 フィギュアスケートの世界選手権(来年3月、米ボストン)代表選考会を兼ねる全日本選手権が20日、大阪府門真市の東和薬品ラクタブドームで開幕した。 男子は男子SPは初優勝を狙う鍵山優真(21=オリエンタルバイオ/中京大)が92.05点をマークし、首位発進。トリプルアクセルで転倒したものの、冒頭の4回転サルコー、続く4回転―3回転の連続トーループは加点を引き出し、得点が伸びた。 2位は90.31点をマークした昨季ジュニアGPファイナル王者の中田璃士(りお、16=TOKIOインカラミ)、3位は友野一希(26=第一住建グループ)で89.72点だった。また、今季限りで引退する織田信成(37=大阪スケート倶楽部)は84.53点で5位だった。 女子SPは4連覇を狙う坂本花織(24=シスメックス)が78.92点で首位に立った。16歳の島田麻央(木下グループ)が75.58点をマークし、2位につけた。3位は千葉百音(19=木下アカデミー)で74・72点だった。 坂本は冒頭で幅のあるダブルアクセルを決めると、流れるように3回転ルッツも着氷。グランプリファイナルでは転倒した後半の3回転フリップ―3回転トーループの連続ジャンプも着氷した。スピンでも最高評価のレベル4をそろえ、全ての要素で加点を引き出した。演技後は笑みを浮かべながら大きくうなずいた。 島田は冒頭でジュニアでは規定で跳ぶことができないトリプルアクセルに挑戦。着氷したものの、回転不足と判定された。それでも3回転ルッツ―3回転トーループの連続ジャンプ、単独の3回転フリップは成功し加点を引き出すと、ステップ、スピンでも高い評価を得た。