写真：Car Watch

　富山県と長野県を結ぶ山岳観光ルート「立山黒部アルペンルート」を運営する立山黒部貫光は、4月15日より室堂～大観峰間で「立山トンネル電気バス」の運行を開始する。2025年度の営業期間は4月15日～11月30日の予定。 【画像】立山黒部アルペンルート路線図。新たに立山トンネルに電気バスが導入される 　立山黒部アルペンルートは、中部山岳国立公園・立山にある山岳観光ルートで、富山県の立山駅から長野県の扇沢間はケーブルカーやバス、ロープウェイなど6つの乗り物を乗り継いで移動でき、標高3000m級の立山連峰や黒部ダムの絶景を楽しめる。 　立山トンネル電気バスは、2024年11月30日まで室堂（標高2450m）～大観峰（標高2316m）を結んでいた「立山トンネルトロリーバス」に代わって運行する予定の新たな乗り物。室堂平の「みくりが池」をはじめ、立山黒部アルペンルートを代表する四季折々の風景や、スタジオ地図のアニメーション映画「おおかみこどもの雨と雪」とコラボレーションしたデザインを採用し、8台すべて異なるラッピングデザインを施すという。 　ラッピングデザインや、スタジオ地図とのコラボレーション企画については「特設Webサイト」で詳細を確認できるほか、6月から実施予定の電気バス関連イベント情報も特設WebサイトやSNSなどで随時発信する予定とのこと。 　立山黒部貫光は2050年カーボンニュートラルの実現に向け、中部山岳国立公園内にある立山黒部アルペンルートにふさわしく、環境負荷を低減し高地での安定走行が可能な電気バスを導入したとしている。