無駄遣い…。チェルシー歴代“不良債権”ワーストイレブン【MF】今世紀最悪の補強!? 素行の悪さが後を絶たず
チェルシーはこれまで豊富な資金力で多くのスター選手を獲得してきた。しかし、期待を裏切った選手も少なくない。今回は、21世紀以降でチェルシーが獲得した選手で“不良債権”となった例を紹介する。※移籍金などのデータは『transfermarkt』を参照
MF:ダニー・ドリンクウォーター(元イングランド代表) 生年月日:1990年3月6日 在籍期間:17年夏~22年夏 移籍金:3790万ユーロ(約53億円) クラブ通算成績:23試合1得点0アシスト ダニー・ドリンクウォーターは2012年夏に当時チャンピオンシップ(イングランド2部)に所属していたレスターへ加入。13/14シーズンにプレミアリーグ昇格に貢献すると、15/16シーズンにはエンゴロ・カンテと中盤でコンビを組み、元サッカー日本代表の岡崎慎司らとともに奇跡とも言えるプレミアリーグ優勝を成し遂げた。その活躍もあり、ドリンクウォーターは2017年夏に3790万ユーロ(約53億円)もの移籍金でチェルシーへ加入した。 しかし、この移籍は双方にとって大失敗だったと言わざるを得ない。負傷もありアントニオ・コンテ監督の下でリーグ戦12試合の出場に留まると、翌年監督に就任したマウリツィオ・サッリの下では30分間しかピッチに立つことができなかった。そのストレスからなのか、2019年夏に期限付き移籍で加入したバーンリーではピッチ外で問題を起こしてチェルシーに返却されている。 また、2020年夏の移籍市場では移籍先が見つからなかったためチェルシーに留まったが、フランク・ランパード監督の下で構想外となり、U-23(リザーブチーム)で出場したトッテナムU23戦では相手選手を後ろから蹴る愚行。さらに、2020年冬に期限付き移籍で加入したアストン・ヴィラでは練習中にチームメイトと喧嘩して追放されるなど、移籍先でも何もできずに返されることになった。素行の悪さばかり目立った同選手はその後も期限付き移籍を繰り返し、2022年夏に契約満了となり退団。ほとんどプレーできず、他クラブでも問題を起こしたこの男は今世紀最悪の補強と言っても過言ではない。
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