最も集客した試合は? J2観客数ランキング11~20位。大歓声の期待に応えたクラブ、裏切ったクラブ…【2024年】
明治安田J2リーグは2024年のレギュラーシーズンが終了した。J1昇格争いを巡る一戦を筆頭に、今年も全国各地で熱戦が繰り広げられたが、今季最もスタジアムが盛り上がったのはどのカードなのか。2024年のJ2リーグ全380試合のなかで最も観客数を集めた対戦カードの11位から20位までをランキング形式で紹介する。
20位:清水エスパルス対V・ファーレン長崎(IAIスタジアム日本平)
観客数:16,575人 開催日:9月7日(第30節) 第30節に行われた清水エスパルス対V・ファーレン長崎はJ1自動昇格権のかかる2位と3位の直接対決となった。どちらも負けられない一戦となり、夏休みが終わった中でも16,575人と多くの観客がスタジアムを埋めた。 先制点を奪ったのは長崎。24分に清水側のミスからマテウス・ジェズスが左足で沈めた。対する清水も後半立ち上がりに乾貴士のスルーパスにルーカス・ブラガが反応し同点に追いついた。 なおも勝ち越しを狙う清水は積極的に交代カードを切り何度もチャンスを演出するが、ネットを再度揺らすことは出来ず。1-1で両者譲らず勝ち点1を分け合う形となった。
19位:モンテディオ山形対ベガルタ仙台(NDソフトスタジアム山形)
観客数:16,607人 開催日:6月22日(第21節) 第21節モンテディオ山形対ベガルタ仙台は、今季2度目のみちのくダービーとなった。ベガルタ仙台のホーム・ユアテックスタジアム仙台で行われた1度目のダービーは17,938人の観客が集まり大盛況だったが、山形主催試合となったこの試合も16,607人の観客がスタジアムに詰めかけた。 試合は、前回対戦で2-0と完勝を収めていた仙台が、中島元彦のPK弾で先制に成功する。このまま仙台ペースで進んでいくかと思われたが、山形も前半終了間際に獲得したPKを氣田亮真が冷静に沈め、同点に追いつき前半は終了。 後半もダービーらしい強度の高い試合を演じた両チームは1-1の痛み分けで終わった。 ホームの山形はリーグ15位と低迷。しかし、その後の17試合では14勝1分2敗と破竹の勢いで勝ち点を積み重ね、最終的にはJ1昇格プレーオフ進出圏内の4位で今季のレギュラーシーズンを終えている。