最も集客した試合は? J2観客数ランキング11~20位。大歓声の期待に応えたクラブ、裏切ったクラブ…【2024年】
15位:清水エスパルス対水戸ホーリーホック(IAIスタジアム日本平)
観客数:17,584人 開催日:5月26日(第17節) 第16節の横浜FC戦で敗れた清水エスパルスはリーグ戦の連勝が7でストップ。仕切り直しと行きたい一戦は、水戸ホーリーホックをホームに迎えた。 対する水戸は直近3試合を2勝1分と、絶不調だったシーズン序盤から抜け出し上昇気流に乗りつつある状況で、17,584人の観客がひしめく敵地へと乗り込んできた。 試合は一進一退の攻防に。24分に矢島慎也の芸術的なフリーキック弾で清水が先制するも、その3分後には水戸が長井一真の豪快なボレーシュートで同点に追いつく。 次の1点がどちらに転ぶかといった状況で、スコアが動いたのは53分。右サイドからのクロスに白崎凌兵が頭で合わせ、清水が勝ち越しに成功した。 清水はこのリードを守り抜き2-1で勝利し、連敗を阻止した。
14位:清水エスパルス対藤枝MYFC(IAIスタジアム日本平)
観客数:17,707人 開催日:6月8日(第19節) 今季からジュビロ磐田がJ1に昇格したことで、J2で行われる「静岡ダービー」は清水エスパルスと藤枝MYFCの対戦のみとなっていた。 オリジナル10のクラブとして名をはせてきた清水と、昨季初めてJ2へと昇格してきた藤枝。境遇は違えど、「サッカー王国」に本拠地を置く両チームにとってこのダービーは特別なものであり、この日も17,707人の観客がスタジアムを訪れている。 清水は前半から何度もチャンスを作るも、ゴールネットを揺らすまでには至らず、0-0でハーフタイムを迎えた。後半が始まっても藤枝の堅いブロックを崩せずにいたが、67分に乾貴士からのパスを北川航也が冷静に沈め、待望の先制点を決めた。 試合はこのままのスコアで終了し、清水は貫禄の首位キープ。今季の前半戦を首位ターンで折り返すことに成功した。
13位:清水エスパルス対ジェフユナイテッド千葉(IAIスタジアム日本平)
観客数:17,739人 開催日:7月6日(第23節) 第22節ファジアーノ岡山戦でリーグ戦の連敗を止めた清水エスパルスは、ホームでジェフユナイテッド千葉を迎え撃つ。今季のリーグ戦で無敗を誇っていたIAIスタジアム日本平には17,739人の観客が詰めかけ、オリジナル10対決を見守った。 この試合ではメモリアルなイベントも催された。23/24シーズン限りで現役を引退した岡崎慎司が来場したのだ。試合前には2005年から6シーズンを過ごした古巣へエールを送り、スタジアムのボルテージは最高潮に達した。 クラブのレジェンドに対して、清水は最高の試合を届けた。7分にルーカス・ブラガのクロスの流れから得点が生まれると、31分には高木践がプロ初ゴール。岡崎とともに日本代表で戦った権田修一もスーパーセーブを見せるなど、オレンジの魂を受け継いだ選手たちが躍動し、2-0で完勝を収めた。