ハメスの復活、J・デュランの躍動 スペイン&アルゼンチンにも勝ったコロンビアこそ2024年最も進化した代表チーム?
再び強いコロンビアが戻ってきた
11月の代表マッチウィークを終え、今年の各国代表チームの活動が終わりを迎えた。今年はEURO、パリ五輪、コパ・アメリカなどビッグイベントのあった1年で、各大陸でのワールドカップ予選も本格化してきた。 そんな1年で最も世界を驚かせた代表チームはどこだろうか。EUROを制したスペイン代表の進化も見事だったが、スペイン『as』がスポットを当てたのはコロンビア代表だ。 コロンビアといえば、2014年のワールドカップ・ブラジル大会でベスト8、2018年のロシア大会ではベスト16に入るなど、2010年代に復活を遂げた。しかし主力の高齢化もあり、2022年のカタール大会は南米予選で敗退。これで一時代が終わったかと思われた。 ところが、アルゼンチン人監督ネストル・ロレンソを招聘したコロンビアは見事に復活。今夏のコパ・アメリカでは決勝まで駒を進め、アルゼンチン代表と激闘を演じた(結果は準優勝)。2026ワールドカップ南米予選でも現在4位につけており、再び強いコロンビアが戻ってきた印象だ。 親善試合ではあるが、今年の3月にはスペイン代表をも1-0で撃破。9月の南米予選ではアルゼンチンにも2-1で勝利していて、今年スペイン&アルゼンチンの両方に勝利した唯一の国なのだ。 他にも6月にはアメリカ代表を5-1で粉砕し、コパ・アメリカではウルグアイをも1-0で撃破するなど、一気に評価を上げてきた。ベテランMFハメス・ロドリゲスが復活を遂げ、パルメイラスMFリカルド・リオス(24)、リヴァプールでも主力のFWルイス・ディアスらが代表の中心となってきた。 さらにアストン・ヴィラでは20歳のFWジョン・デュランが強烈なインパクトを残しており、コロンビア未來のエースとなるのは確実だろう。かなり収穫のある1年を過ごしたと言うことができ、ここまでコロンビアが強さを取り戻してきたことに驚いたサッカーファンも多いのではないだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部