最も集客した試合は? J2観客数ランキング11~20位。大歓声の期待に応えたクラブ、裏切ったクラブ…【2024年】
12位:ベガルタ仙台対モンテディオ山形(ユアテックスタジアム仙台)
観客数:17,938人 開催日:4月13日(第10節) 第10節ベガルタ仙台対モンテディオ山形は、53回目の「みちのくダービー」となった。試合前の対戦成績は仙台の23勝16分13敗となっており、桜舞う仙台のホーム・ユアテックスタジアム仙台は17,938人の両サポーターでスタンドが埋められた。 試合は山形がボールを握り、仙台がカウンターで速攻を仕掛ける展開に。試合が動いたのは14分、仙台の相良竜之介がミドルシュートでネットを揺らした。 38分に菅田真啓がヘディングで追加点を挙げ、2-0で前半を折り返すと、後半は山形の攻撃をしのぎ仙台が完勝を収めた。 試合後には悲しい出来事もあった。試合終了後、サポーターの前へあいさつに訪れた選手・監督らに対して、一部サポーターが水をかける悪質な行為が見られた。クラブは当該サポーターに無期限入場禁止処分を下している。
11位:V・ファーレン長崎対鹿児島ユナイテッドFC(PEACE STUDIUM Connected by SoftBank)
観客数:17,978人 開催日:10月27日(第36節) 第35節ブラウブリッツ秋田戦で連勝を記録し、勝ち点を66まで伸ばしたV・ファーレン長崎。J1自動昇格へ望みを残し、第36節に鹿児島ユナイテッドFCとの一戦を迎えた。「PEACE STUDIUM Connected by SoftBank」で迎える2試合目には17,978人の観客がつめかけた。 新スタジアムのオープニングメモリアルユニフォームに身を包みピッチに入場してきた長崎イレブンは、19位チーム相手にその力を見せつける。 14分に名倉巧のゴールでいきなり先制すると、43分にはマテウス・ジェズスのカットインから追加点。後半も2ゴールを沈め4-1で快勝と、長崎サポーターにとって大満足の試合となった。 他会場の結果により、長崎はリーグ戦3位以上が確定。2位の横浜FCとの勝ち点差を5まで縮め、逆転昇格にいちるの望みをつなぐこととなった。 一方で、敗れた鹿児島はJ3降格が決定。勝者がいれば敗者もいる。そんなサッカーの残酷さを象徴するような試合となった。
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