SNSで大バズりした筋トレ「キツいけど効果絶大」その超シンプルなメソッドとは
5x5ワークアウトで使われる典型的なエクササイズ
「5x5ワークアウトは通常、主要な筋肉群を鍛える3~5種類のコンパウンドエクササイズで構成されています」とコーワン。例えば、以下のようなコンパウンドエクササイズ。 ・スクワット:下半身の中でも特に大腿四頭筋、ハムストリングス、臀筋を鍛える基本的なエクササイズ。 ・ベンチプレス:胸、肩、三頭筋を狙うベンチプレスは、上半身の筋力強化に効果的。 ・バーベルロウ(ベントオーバーロー):背中上部と二頭筋を鍛え、姿勢の改善と上半身の筋力強化を目的とするエクササイズ。 ・オーバーヘッドプレス:肩と三頭筋のエクササイズ。体幹も安定してくる。 ・デッドリフト:ほぼ全ての筋肉群が使われるけれど、背中、脚、体幹には特に効く。
5x5ワークアウトはなぜ人気?
5x5ワークアウトの人気が再燃している最大の理由は恐らく、フィットネス業界のインフルエンサーたちがSNSで話しているから。でも、コーワンによると、このトレーニング方法が長年にわたって人気を維持している理由は数多くある。 ▼有効性 コーワンいわく「筋力と筋量が明らかに増すから」という理由で5x5ワークアウトを続けている人は多い。 ▼分かりやすさ 「5x5ワークアウトは分かりやすいので、フィットネスのレベルを問わず誰にでも始められます」とコーワン。「複雑なルーティンや器具を必要としないため、リフティングの初心者にとっても上級者にとっても魅力的なメソッドです」 ▼時間効率のよさ 他の方法で筋トレをするときほど時間がかからない。 ▼科学的根拠 「5x5ワークアウトは真っ当な運動科学の原則に基づいています」とコーワン。「大事なのは徐々に重量を上げていくこと。これは筋力と筋量をつける確実な方法です」。これまでの研究から、重量とレップ数を段階的に増やすのは、筋肉の適応を促す有効な戦略であることが分かっている。 ▼汎用性 5x5ワークアウトの内容は個人のニーズや目標に合わせて変えられる。「その人の目標が筋力アップでも、ボディメイクでも、総合的なフィットネスの向上でも大丈夫です」とコーワン。 ▼最小限の器具 ジムが混んでいて目当てのマシンが3人待ちだったりするときは空いている器具(ダンベル)で済ませたいし、家で気楽に鍛えたいときもある。5x5ワークアウトは特別なツールを必要としないので、いつでもどこでもできるシンプルなトレーニングを探している人には魅力的なオプション。