「大江戸温泉物語」「湯快リゾート」が統合!料理&サービス革命の舞台裏
今回のテーマは、「東西“温泉王”の野望!~独占密着300日~」。 11月、日本の温泉旅館業界に大きな変革が起きた。東日本を中心に37の温泉・温浴施設などを展開する「大江戸温泉物語」と、西日本を中心に29の温泉宿を展開する「湯快リゾート」がブランド統合。「GENSENホールディングス」という新会社が立ち上がり、日本最大級の巨大温泉チェーンが誕生したのだ。 番組は、この統合の舞台裏を約1年にわたり密着取材。それぞれのブランドの意地とプライドがぶつかり合う現場で何が起きていたのか。温泉旅館業界にどんな地殻変動をもたらすのか、その舞台裏を追った。 【動画】「大江戸温泉物語」「湯快リゾート」が統合!料理&サービス革命の舞台裏
品質とコスパと…大江戸&湯快“統合メニュー”を巡る、料理人たちの戦い
11月1日、東西2大温泉チェーン「大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツ」と「湯快リゾート」が統合。五分と五分の関係で「GENSENホールディングス」として生まれ変わり、売り上げ580億円規模を誇る日本最大級の巨大温泉チェーンが誕生した。 2001年に創業した「大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツ」。お台場の施設が大人気となり、その後、経営難に陥った温泉旅館を次々と買い取り、再生させてきた。 既存の施設をそのまま使う“居抜き”で初期投資を抑え、浴衣などは、セルフサービスで選んでもらう方式。1泊1万3000円程度(※季節・宿泊人数により変動)の手頃な料金を実現した。
2003年創業の湯快リゾートも、各地で旅館を買い取り“居抜き”するよく似た経営スタイル。料金は1泊1万1200円程度(※季節・宿泊人数により変動)と大江戸より少し安めだ。その理由は自動精算機を導入するなど、効率化を徹底したため。受付は多くて2人と、人件費を抑えこんできた。 大江戸は、東日本の名湯を中心に全国37施設。湯快リゾートは、西日本を中心に29施設を展開していたが、今回の統合で湯快リゾートの屋号はなくなり、より知名度の高い「大江戸温泉物語」に統一された。
大江戸も湯快リゾートも、多彩な料理をそろえたバイキングが特徴。全店統一のグランドメニュー、季節ごとのシーズンメニューの他、地域によって異なるご当地料理も楽しめる。