やめとけホンダ!? 日産・三菱との経営統合でどんな魅力的な車が造れるのか考えてみた
2024年12月23日に経営統合に向けた基本合意書を締結し、本格的な協議に入ると発表した、日産とホンダ。三菱も2025年1月末をめどに参画の可能性について検討結果を出すとのことです。 オジサンの大好物! ネオクラシックな90年代スポーツカーはいまでも大人気 日産の大幅な営業利益減少が明らかになってからわずか1ヶ月あまりでの発表とあって、経営統合に向けた動きについてはさまざまな意見があるようですが、ユーザーとしては、3社の統合が実現した場合、車種はどう整理されるのか、どんなモデルが誕生するのかが気になるところ。3社の統合によって期待したいモデルを勝手に予測してみました。
■経営統合は莫大なリソースを割くための手段
電動化によって、その価値が変化しつつある昨今のクルマ。特に巨大市場である中国では、クルマがコンピューターやスマホの延長線にあるような感覚になりつつあります。今後自動車メーカーは、これまでの既存のクルマをモデルチェンジしていくだけではなく、生活に関わるあらゆるテクノロジーに繋がる仕組みを構築するなど、モビリティを軸としたサービスを展開していくことができなければ、いくら伝統的なメーカーであっても生き残ることは難しいといわれています。
今回の2社(三菱も加われば3社)による経営統合に向けた合意についても、もちろん日産の経営状況があまり芳しくないという事情もあったでしょうが、今後もそれぞれが自動車メーカーとして生き残っていくために必要な、莫大なリソースを割くための手段であったと、捉えることもできます(ホンダとしては経営統合ではなく「協業」でよかったのかもしれませんが)。
■真っ先に期待したいのは、次期GT-Rと次期NSX!!
日産とホンダの経営統合によって、真っ先に期待したいクルマは、やはりGT-RやNSXのような高性能スポーツカーでしょう。GT-R、フェアレディZ、そしてNSXという、日本を代表するスポーツカーをもつ両社がタッグを組めば、最新のテクノロジーを適用した高性能なスポーツカーを開発することができるはず。
ベースは同じでも、NSXはアメリカ市場を中心に、GT-Rは日本やヨーロッパを中心になど、メイン市場を変え、またパワートレイン配置(エンジン前置か、後置きか)や、シートレイアウト(2シーターか、4シーターか)などのパッケージングを変えるなどをして最新世代のNSXとGT-Rをそれぞれリリースすれば、日本を代表する名車の名前と歴史を残していくことができるのではないでしょうか。莫大なリソースが必要なスポーツカー開発は、経営統合の利点を大いに受けることができるものでもあります。大いに期待したいです。