さらば森田「えげつない心労」個人事務所の苦労語る
「さらば青春の光」は大阪の松竹芸能タレント養成所で出会った先輩後輩、森田哲矢(39)と東ブクロ(35)が2008年に結成したお笑いコンビ。2012年に「キングオブコント」で準優勝し、脚光を浴びた。しかし待遇への不満を口にしていたところ、その翌年、実質クビに近い形で松竹芸能を退社することに。行き場を失い東京へ引っ越すものの、鳴かず飛ばずの“どん底”暮らし。そこで一念発起して立ち上げたのが、わずか3人だけの個人事務所。芸能界では大事とされる後ろ盾がないにも関わらず、目下ブレイク中だ。しかし、順風かと思いきや、「東ブクロの女性トラブル」が新たに発覚し、彼らの“小舟”は座礁寸前。さらに、芸人が続々と独立する昨今、その“鏑矢”となった彼らは、現状をどう捉えているのか。「株式会社ザ・森東」代表取締役の森田さんに聞いた。(中村竜太郎/Yahoo!ニュース Voice)
相方・東ブクロの女性問題について
――最近、東ブクロさんが女性とのトラブルを報じられました。 森田さん: 本当にすみません。当事者は独身同士であくまでもプライベートな問題なんですが、先様の立場を考えると、正式に発表したコメント以上の発言は控えています。事態を知ってすぐ3人で集まり、事情を聞いたうえで、なんてバカなことをしたんだと、相方をめちゃくちゃ怒りました。しかしあいつをどんなになじっても、それで解決するわけではない。今後どうしたらいいか話し合ったのですが、ぼくらは個人でやっているので、そうしたリスクマネージメントも自分たちの責任。今回のトラブルは、えげつない心労ですが、なんとかせなあかん。芸人だからどうこうという話ではなくて、いったん冷静になって、ぼく自身も社長として、会社を守る立場で行動しなくてはなりません。ようやくどん底から少しずつ仕事を増やしてきても、ひとつの不祥事ですべてがパーになることもある。正直、強がってばかりはいられない。当然、少なからず仕事に影響はあると思います。ですから、当事者が納得できるよう、できるかぎりのことはしたいと考えています。世間様をお騒がせして、本当に申し訳ありません。