遺伝的に多様なサンゴを生み出す「有性生殖」石垣島で4年の歳月をかけて初確認 サンゴ礁再生に期待
1万群体のサンゴの種苗の生産を目指す
2016年にも記録的な暑さと海水温の上昇でストレスを受け、大規模なサンゴの白化に見舞われた八重山の海。 八重山漁協 サンゴ種苗生産部会 新盛裕二郎 副会長: 温暖化で水温も上がっています。(2022年の白化から)もとに戻るのがかなり時間がかかると思いますが、それまで養殖サンゴとかで何とか頑張ってやっていきたいと思います 八重山漁協サンゴ種苗生産部会 小林鉄郎さん: 周辺のサンゴの卵が海面にも漂うような感じだったんですが、2022年の大規模白化後にはそれがなく、周りのサンゴが全部死んでしまいました。毎年幼生を作って、種苗を作るということをやっていかなければ、サンゴはどんどんなくなってしまいます。技術を確立して、ちゃんと実績を出し、そういうのが頑張って集まれば、八重山の海は変わるのではないかと思っています 今後は卵と精子を受精させ、幼生を着生。2025年度までに1万群体のサンゴの種苗の生産を目指していて、その後はおよそ3年かけて育てた種苗を移植していく計画だ。 有性生殖によるサンゴの再生は、八重山の豊かな海を未来に繋ぐ重要な役割を担っている。 (沖縄テレビ)
沖縄テレビ