八百長疑惑のパケタ、コパ・アメリカ2024の出場が認められるも、ブラジル代表への影響はいかに……
ウェストハムでは10番を背負うエースとして活躍
イングランドサッカー協会(FA)から八百長疑惑がかけられたウェストハムのルーカス・パケタが、ブラジル代表としてコパ・アメリカ2024でプレイすることが認められた。 その八百長疑惑とは、ブラジルで行われた賭博市場に影響を与え、他人に利益を得させようとする目的で、パケタが昨シーズンと今シーズンの4試合で故意に警告を受けるファールを行ったことだという。これがもし真実であるとするならば、重大違反となり、長期の出場停止処分を受ける可能性が高い。またパケタは捜査に従わなかったとしてさらに2件の容疑がかけられているそうだが、本人は関与を全て否認している。 そんな中、FAはブラジルサッカー連盟(CBF)と協議し、パケタを代表に留まらせることを許可。互いに彼がコパ・アメリカでプレイすることに法的な障害がないことを慎重に確認し合った結果だという。CBFの会長、エドナルド・ロドリゲス氏は、「パケタ選手は、所属クラブであれ、代表チームであれ、現時点では自分と家族の生活の糧である仕事を完全かつ制限なく自由に遂行できると言うのは正しい」と声明を発表。また7月24日にマイアミで行われる大会の決勝戦以前に、FAが何らかの決定を下さないということも明らかにした。 まずは来週月曜日にパケタ自身が、FAの告発に対する回答を独立規制員会に提出する予定であり、そこで何らかの動きがあるかもしれない。このまま関与を否定をするにしても嫌疑が掛けられている以上、精神的な不安はかなり大きいだろう。当然、ブラジル代表への影響も懸念される。この事件が、ブラジル代表が優勝を目指す上での障害にならなければいいが。