イングランド代表監督候補に推される所以? ニューカッスル指揮官が見せた人間力
記者ひとりひとりと丁寧に握手
8月3日に行なわれた「Jリーグインターナショナルチャレンジ」で、プレミアリーグの強豪ニューカッスルは、横浜F・マリノスに0-2で敗れた。 【PHOTO】国立に集結し大声援を送ったニューカッスルサポーター! 日本特有の暑さと過密日程によって、ニューカッスルの選手たちが大きなインパクトを残せなかった一方、取材を通して印象に残ったのがエディ・ハウ監督の人間力だった。 現在46歳のハウはこれまでボーンマス、バーンリーの監督として実績を残し、21年11月に名門ニューカッスルの監督に就任。22-23シーズンにはプレミアリーグで4位となり、久々のチャンピオンズリーグ出場権獲得に導いた。 試合後の記者会見では終始柔和な表情で、対戦した横浜F・マリノスに対して、「とても良いチームだ。組織立っていて、シーズン中なので極めて体調も良い。フィットしたチームだと思ったよ。そういう強い、良いチームだという印象だ」と称賛するなど、記者の質問ひとつひとつに真摯に応える様子がとても印象的だった。 スタジアムを去る際の振る舞いも見事だった。取材エリアに現われたハウ監督は、旧知の英国人記者だけでなく、その場にいた日本人記者ひとりひとりとハンドシェイクをし、少し離れていたところにいた私の方にもわざわざ握手をしに来てくれたのだ。 ハウ監督といえばニューカッスルの指揮官に就任した直後には、選手の家族構成などを把握するために、家族の名前と誕生日を記入するための紙を選手に配り、選手たちの心をがっちり掴んだという。 監督としての指導力や采配だけでなく、こういった人柄も次期イングランド代表の筆頭に挙げられている所以なのだろう。 取材・文●村田朋晃(ワールドサッカーダイジェスト編集部)
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