ファミリーマート2016年2月期決算説明会(全文1)2015年度レビューなど
コンビニエンスストア大手のファミリーマートは7日、2016年2月期決算を発表に伴い、決算説明会を行った。 【中継録画】ファミリーマートが決算会見 ユニーとの統合など説明
中山社長より、2015年度レビューおよび経営数値計画について
司会:それではお時間になりましたので、始めさせていただきます。本日はお忙しい中、また足元の悪い中、株式会社ファミリーマート2016年2月期の決算発表会にご出席いただきまして、誠にありがとうございます。本日、司会を務めさせていただきます広報室の岩崎浩でございます。よろしくお願いいたします。 まず、お手元に配布しております資料の確認をさせていただきたいと思います。決算短信、比較損益計算書、決算説明資料、そしてファクトブック、この4点ですね。お手元にございますでしょうか。もしない場合には挙手にてお申し付けください。よろしいでしょうか。 それでは、本日の説明者をご紹介申し上げます。株式会社ファミリーマート代表取締役社長、中山勇でございます。続きまして取締役常務執行役員管理本部長、北村喜美男でございます。 本日のスケジュールを申し上げます。まず、中山より2015年度レビューおよび経営数値計画についてご説明をさせていただきます。続きまして北村より、2015年度実績についてご説明申し上げます。両者からのご説明のあと皆さまからのご質問をお受けさせていただきたいと思います。それでは、中山社長、よろしくお願いをいたします。 中山:皆さんこんにちは。お忙しいところ、私どもの2016年2月期の決算公表説明会にお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。まず私から、2015年度のレビュー、そして16年の計画。後ほど北村より15年度および16年度の数値経過の詳細につきましてご説明申し上げます。なお、これから発表いたします計画に関しましては、統合による影響は一切考慮しておりません。あくまでファミリーマート、スタンドアローンの数値でございますことをあらかじめご承知ください。 それでは、資料1ページをご覧いただきたいと思います。2015年度4月に策定いたしました、中期経営計画に基づき、国内コンビニエンスストア事業は「Fun & Fresh」を掲げまして、新たな次世代CVSを構築し、名実ともに品質、クオリティー、ナンバーワンのチェーンになる、このことを目標に取り組んでまいりました。2015年度は中期経営計画最初の年といたしまして重要な位置付けであり、期初から商品の質の向上、お客さまファーストを第一に、加盟店とともにお客さまにとってより良い店づくりに取り組み、出店も投資リターンが確実に見込める出店を行ってまいりました。また、外部環境の面におきましても、消費税増税の影響が一巡し、個人消費は回復傾向となったため、4月以降は11カ月連続で既存店の日商は上回りました。 海外コンビニエンスストア事業では、一部の新地域で先行投資の影響があったものの、台湾、中国の収益拡大が寄与いたしました。海外コンビニエンス事業と合わせまして、その結果、連結、単体ともに営業総収入、営業利益および計上利益は過去最大となりました。それでは、2015年度のレビューにつきまして国内コンビニエンス事業商品面および営業面、店舗開発、海外コンビニエンス事業、そして新規事業の順番にご説明してまいります。